投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2018/03/28 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
中期サイクルが底入れしたか否かで今後の展開が大きく変わる 先週末にかけて米国株が急落したことから週明けの東京市場は大幅安となり、225は20347円、TOPIXは1645まで売り込まれた。2月14日までの下げでいったんは安値に届いたと思わせたが、その後の戻りは鈍く、3月5日には安値を更新。下値固めの動きにも見えたが外国人からの売り物は依然として大規模で、国内勢の消化能力を上回り、安値を大きく更新
続きを見る
2018/03/23 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
例によって投機筋主導の下げ、深押しは考えにくい トランプ氏が対中貿易赤字の改善を求め、対策なければ最大500億ドルの輸入品に追加関税を掛けると宣言したことから利益確定の売り人気が台頭、米国の伝統的銘柄は2月8日の安値に接近するところまで下げた。しかしNASDAQはその後史上最高値を更新、この間の半値押し水準に留まっており、フェイスブックの名簿流出の影響を過小評価するつもりはないがこの時点で下げト
2018/03/21 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
政治が役人を見殺しにしてよいのか 森友文書改ざん事件に続いて、前川喜平氏の名古屋の中学校での講演について文科省から主催者の学校に対して嫌がらせ的な質問状が寄せられた件が明るみに出た。文科省にそうするようけしかけたのは名古屋出身の自民党議員で「安倍晋三の愛弟子」を自任する池田佳隆衆議院議員。安倍側近の一人で文教族である。前川氏の抵抗で加計学園の獣医学部新設が事件化し、安倍氏の評判が低下したことを根
2018/03/15 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
麻生さんも開き直り公明党も距離を置き始め、安倍政権も焼きが回ったか 先週の外国人売り越し額を5000億円と推定していたが実際には8397億円だった。今週も2500億円程度の売り越しで着地するものと考えている。動きを観察すると上げる時は225先物と半導体関連が主導、動きが重い時は円高に振れて重量級銘柄とTOPIXが足を引っ張る展開となっており、以前述べたように強気・弱気で二通りのタイプのヘッジファ
2018/03/13 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
過去2か月間で外国人は7兆5千億円の売り越し、75%が先物 1月9日から3月9日までの9週間で、外国人は現物先物合計で7兆5千億円分の株式を売り越していた(直近は5千億円の売り越しと推定)。このうち現物は1兆8千億円だったのに対し、先物は5兆7千億円で、売り越し額のほぼ4分の3が先物だったことになる。2年前の年初にも、原油価格の急落により財政が悪化した産油国系の国富ファンドが大量の換金売りを出し
2018/03/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
ヘッジファンドが大量の円買い日本株売り、業績順調で割安感が強まる 2月9日から3月9日までに、TOPIXは1%弱下落した。この間ドル円は2%ほど円高に振れていたうえ、推定で外国人の売り越し(先物含む)が推定2.5兆円に上っていたため、むしろよく踏ん張ったということができる。海外投機筋が推定3兆円以上売り越した模様だが、何といっても株価指標面の割安感が著しいため、内外の長期投資家がこぞって安値拾い
2018/03/08 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日銀首脳候補者各氏の言葉に嘘はないが、物価上昇圧力は想像以上 9日の日銀政策決定会合が現在の任期における黒田総裁が議長として務める最終回である。昨日までに正副総裁候補の国会所信表明が行われたが、各氏とも物価上昇率2%定着まで金融緩和を続けるという意向は鮮明だった。ところが海外勢の見方では、近い将来にも現行政策の引き締め方向への変更がありうるという見方が次第に強まっており、それが全ての理由ではない