「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】いろいろと変な動きが目に付く

仮想資産の盗難でビットコインのチャートは暴落足に マーケットは中期以上の期間で観察すると、しっかり経済的な理由が伴って動いていることが判るものである。しかし短期的には情報を曲解・誤解した投資家の動きにより、理論的に起こるはずの動きと反対側に動く場合もある。 世界の証券市場の歴史の中でも特筆される「大馬鹿」な動きは、平成バブル真っ盛りの時期に転換社債・ワラント債を発行した会社の株が大きく値上がり

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【上級者向き】中期サイクル、依然上昇余地あり

米朝会談は前向きに評価できる、北朝鮮の内情に配慮した米国 5月11日から6月13日までに、TOPIXは0.3%上昇、ドル円は1.0%上昇。この間、米SP500は1.8%上昇している。米10年国債利回りは2.97%で変わらず。12日に米朝会談が開かれたが、その前にイタリアの政局混乱、米国による一方的な懲罰的追加関税要求が出され、短期の投資家がリスクオフに動く場面があり、株式市場は一時売り物に押され

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【上級者向き】クライマックスはまだ先の話

よくよく考えると金正恩はかなり優秀みたい IMFの集計によると昨年の世界のGDPは約80兆ドル。上位7か国は単位兆ドルで米19.4、中12.0、日4.9、独3.7、英仏印2.6。韓国はこれに次いで1.54の11位であるのに対し、北朝鮮は集計外で推定0.05に過ぎない(韓国の30分の1、年間一人当たり120ドルだよ、まじですか)。数字的にはこれがどう変化しても当面の経済には全く意味のない話だが、過

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【上級者向き】米朝会談では平和条約準備に入る公算も

プロジェクトリーダーとして想像以上に優秀だった金正恩 朝鮮戦争は凄まじい戦いで、死者は韓国側約100万人、北朝鮮側150万人にのぼる。双方ともその3分の2が民間人で、応援した米軍にも4万人(負傷者10万人)、中国軍にも13.5万人の戦死者が出ている(ソ連は武器と資金供与)。北は祖国統一戦争と呼称しており、仕掛けられた韓国では韓国戦争・韓国動乱と呼んでいる。韓国兵は28万人死んでいるが、うち9万人

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【上級者向き】売り物枯渇の日本株、主力優良株は一気に戻り高値挑戦も

目先底入れした公算大、米国の利上げ接近も追い風に イタリア株が急反発している。29日に付けた安値が21122、週明け4日寄り後高値が22385まであり、6%上昇。先週末に連立政権が財務相をEU離脱派から穏健派に変更して閣僚名簿を提出、大統領がこれを認めたため3か月間続いた新内閣宙ぶらりん状態(首相さえ確定しない)に終止符が打たれるということで、ひとまず「すわユーロ離脱か」というところまで盛り上が

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【上級者向き】イタリアもEU離脱?まさか

受けている統合通貨の恩恵大きく、ユーロ離脱は自殺行為 一難去ってまた一難と言うが、米朝間のトラブルがひとまず軟着陸に向かったところで、イタリアの政局不安問題が噴出した。イタリアの国会議員選挙は任期5年、代議院630名、元老院315名。従来はほぼ比例代表制だったが、3月5日の選挙から定数の3分の1が小選挙区制となった。結果は中道右派連合が大躍進し首位を占めたが、大衆迎合主義の「五つ星運動」もこれに

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【上級者向き】トランプ劇場はいつまで続くか

  今回の米朝会談準備交渉ではトランプ氏の役者が数段上 前回「役者やのー」という決め文句を引き合いに出したが、まさにここ一週間のトランプ氏にはこの言葉を献呈したい。来月12日の米朝首脳会談は誰にとってもよい果実をもたらすものと思われ、もし円満な結末でなくても今後の交渉の窓口が確保されればまあ満足できるというのが大方の見方だろう。ところが大連での中国初の国産空母進水式での中朝首脳会談の

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