投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2018/08/08 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
だがまだ波乱の余地はある 9月の自民党総裁選では、安倍・石破の一騎打ちの公算が強いが、すでに主要4派閥が安倍首相続投支持を表明しているため、安倍氏が国会議員票の7割を固めたことになり、一般党員の支持が多いとされる石破氏が勝つためには残り3割の国会議員票を固めたうえで地方票の7割以上を確保する必要がある。岸田氏が立候補を断念し所属の宏池会が安倍支持に回った時点で、基本的な構図は「安倍3選ほぼ確実」
続きを見る
2018/08/03 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
資金循環勘定で分かる日本人の金融行動 先日書いた通り、今の日本の株式市場は8割方の売買が外国人によるものであり、おそらくその8割が短期売買を主とする広義の「ファンド筋」と呼ばれる投資家によるものである。短期的には、上がるのも下がるのも、物色対象の流れも、彼らの動き次第である。なぜそんな情けない事態になったのかといえば、国内の投資主体が揃いも揃って株式投資に消極的だからである。 経済学の本を
2018/08/01 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
基本方針は維持するが、実態に合わない市場介入は減らしていく 昨日まで開かれた日銀金融政策決定会合は久しぶりに注目された。事前に各報道機関やエコノミストが一斉に予想や事情説明をしていたうえ、今回の決定は大枠で現状維持、問題が生じているところだけ部分的手直しという穏健な内容だったので、マーケットに波乱はなかったが、インプリケーション(言葉にされない狙いや思い)はたっぷり含まれていたと感じている。
2018/07/27 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
株の存在感が全然違う、4000兆円保有する米国人、せいぜい170兆円の日本人 毎週の投資主体別動向を見ると、株価が上がった週は外国人が買い越しており、下がった週は売り越している。そりゃそうだろう。売買の中心になっている投資家が買いに回れば上がり、売りに回れば下がるのが当然だ。6月の現物株の売買は112兆円だったが、うち6分の1を占める証券会社の自己売買分を除く、委託注文(客注)のうち外国人が74
2018/07/23 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
国債やETF買い付け減額、イールドカーブを立たせて銀行支援の観測 先週末の東京市場が引けた20日夜、ロイターが関係筋からの情報として、月末の日銀政策決定会合で現行の金融政策を見直すことが議題に上ると報じた。この場合関係筋というのは副総裁クラスの日銀政策委員か決定会合事務局長クラスと推定される。これが議論を先回りして動く連中に、「国債買い付け額の大幅削減」「株式ETF買い付け額の大幅削減、少なくと
2018/07/20 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
イランの石油禁輸に報復措置、共同して米企業を銀行取引停止にすると脅せ 国家にとって他国との友好関係は存亡に関わる重大事である。長らく友好関係にあり、それが人的にも経済的にも、安全保障上も抜き差しならないレベルまで親密になっているところに、第三国が「おい、付き合いをやめろ。やめないとお前とは商売しない」といちゃもんを付けてきたらどう思うだろうか。 ご賢察のとおり、この件はイランとの核開発制限
2018/07/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
素直にFRBの方針を信じれば、今の為替相場は理解しやすい ドル円が非常に強い。7月上旬は110円を固める動きとなっていたが、111円台に乗せたところから特段の材料も見当たらないのに上げ続け、本日は朝から113円台に乗せてきた。従来、ドル円と米長期金利の連動性が注目されてきたが、最近で一番円高だった3月26日(104.64円で当然その日の株価は安値だった)と昨日とでは、米10年国債利回りは2.86