「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】上げの内容は芳しくない、大商いあれば一部利益確定を

再び過熱しているヘッジファンドのNT倍率ロング 本日で9月中間期末の取引が終了。TOPIXは1817.25で3月末の1716.30から5.89%高、この他に1%余りの配当があるから実質7%余りのプラスだった。一方225は21454円から1月高値にほぼ並ぶ24120円まで12.43%高、これに配当が1%弱あるから13.3%のプラス。両者のパフォーマンスに6%以上の差が開いたのは、日銀によるEFT買

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【上級者向き】日本株のロングマーチ進行中

長期目標はTOPIX2200、ただし途中一回は大きな調整覚悟 26日は個人投資家協会の定例セミナー・株式講座でゲスト講師はマネックス証券の広木隆氏である。若干見方は違うが私も前座で話す。折角だから景気のよい話をしようというので選んだタイトルが今回の表題である。実は最初パレードという言葉を考えたのだが、式典とか祝賀の際に使う意味合いが強く、今の水準で日本株にこの言葉を使うのはいささか時期尚早。いよ

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【上級者向き】窮鼠猫を噛む、弱いものを馬鹿にしてはいけない

安倍首相に対して燻る不満が表面化、野党によい選挙参謀が付けば政局大波乱へ 先週末指摘したように外国投機筋が膨らませていたTOPIX先物売りポジションを縮小したため、今週はTOPIXが4.36%高、225が3.36%高となった。しかし現物を含めた225関係の買いポジションは保有を続けているため、NT倍率の急速な低下は起きていない。売買代金と上昇銘柄の顔ぶれからは、PERが低く配当利回りの高い大型株

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【上級者向き】外国人が先物を買戻し、TOPIX続伸なら意外高も

久しぶりにTOPIX主導の大幅高、日本株比率引き上げなら上値余地大 寄り前に米国の対中国制裁関税の発表があり、市場の反応が注目されたがすでに言われてきた範囲を超えるものではないということで、寄り後からジリ高に。後場に入ると明確にTOPIX主導の上げ方となり、寄り前の空気からは想像もできないほどの大幅高となった。売買代金も3兆円に膨らんだ。 今日の買い方は日本人とは思えない。普段なら225主

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【上級者向き】投機筋はNT倍率で勝負している

SQまでは225を思い切り引っ張り上げる、次は逆方向か 株式市場では投資するセクターの取捨選択が極めて重要なことは言うまでもない。これからの経済成長を主導すると思われる銘柄群に投資家がこぞって資金を投じる一方で、あまり面白みのない銘柄やセクターは、たとえバリュエーションが割安でも見向きもされないことが多い。特に株式市場に流入する資金が乏しい時期は、限られた人気銘柄・セクターだけに売買が集中する。

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【上級者向き】乱気流の季節迫る、台風の目は中国市場

米中貿易戦争は経済問題ではなく軍事・安全保障問題として把握を 8月10日から9月11日までに、日経225は1.65%上昇したがTOPIXは1.24%下落した。ドル円は0.5%上昇。この間、米SP500は1.93%上昇している。米10年国債利回りは2.87%から2.98%に上昇。日本では薄商いの中、14日のSQ決済に向けて投機筋が225買い・TOPIX売りの先物ポジションを積み上げているため、両者

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【上級者向き】米国は中国が謝罪するまで圧迫を強める

習近平政権が覇権を求め続ける限り、米国は経済制裁を強めるだろう 米国の対中割増関税リストがどうなるかで、市場関係者も貿易関係者も戦々恐々としている。2000億ドル規模になると米輸入業者の打撃も大きく、最終的に関税による値上がり分は米国消費者が負担することになるから、リスト作成は慎重を要する。実のところ、リスト入りするか否かで利害の差は非常に大きく、公平公正を期するなら、リストは1年ごとに全面見直

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