「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】Q:なぜ米国はおかしな経済政策ばかりするの?

A:今でも建国時の開拓精神が根強く残っているから 最近のテレビのゴールデンアワー(19-20時)のバラエティー番組では、従来幅を利かせていたスポーツ中継や歌番組に代わって、視聴者が多少なりとも賢くなれる?クイズや健康情報関係のものが非常に多くなっている。今日のタイトル・サブタイトルは、もちろんNHKの「チコちゃんに叱られる!」を意識してのものだ。 同番組は、由来がよくわからない「常識」が、

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【上級者向き】3週間で5兆円の外人売り、これでは下げても仕方ない

ほとんどが短期筋の売り、売りポジション膨張もそろそろ限界か 穏やかな動きであればTOPIX1650、225なら22000円が強いサポートになると見ていたが、売り方投機筋が国内勢のいないところで一気に大きく崩す行動を取ってきたため、そこから一気に3-4%も下に突っ込む大幅安となってしまった。それでも売買代金は3兆円に届いておらず、パニック的な下げが起こったとは言えない。国内勢の売り物消化能力が小さ

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【上級者向き】国際会計(IFRS)基準採用企業には気を付けろ

武田薬品のシャイアー買収が大詰め迎え、ヘッジファンドが大騒ぎ 19日は特殊な日で、武田薬品の大手製薬シャイアー社買収の是非を問う株主総会の出席・投票権が確定する。3か月以内に株主総会を開催し、出席株主の3分の2以上の賛成を以て買収手続きが認められる。逆に言えば賛成がそれに届かなければ買収は白紙に戻される。買収には3兆円の借り入れと4兆円規模の新株発行が計画されている。周知のとおりこの案件が報じら

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【上級者向き】超金融緩和の反作用が牙を剥く局面に

お金の神様は「いいとこどり」を許さない テレビである国内大手証券の営業系コメンテーターが自社の見解として米国の利上げはあと2回程度、米国債利回りは3.1%で上げ止まるという見方を紹介していた。ふた昔前、国内系証券というのは国際証券にいた水野和夫氏を除き、揃いも揃って株高を裏打ちする楽観的な見通しをまき散らすのが常だったが、今でもその気風が残っているかと鼻白む思いがした。自分の国でなく米国の話なの

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【上級者向き】見出し重視の投機筋主導の下げ、そろそろ買い場に

ヘッジファンドが飛びつきそうなネタが三つも揃う 週末の225先物が22570円。米国は大きく戻していたので、週明けの東京市場は平穏な展開が予想されていたが、短期筋ヘッジファンドがシャカリキになって叩き潰した。おそらく彼らは強気筋が投げるオーバーシュート的な水準になるまで売り続けるはずだ。だが割安と見た現物長期投資家が買いに出るTOPIX1650付近で岩盤に突き当たり、いったん買戻しで急反発、その

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【上級者向き】米国株の本格的な下げは中間選挙以降だろう

トランプ政権のレイムダック化で債券市場の下げ圧力強まる 予想通りの下げなのであまり言うこともないが、米国株急落の一因として人気歌手のテイラー・ツイストが民主党支持宣言をしたことが無視できないと思っている。直観的にはこれで中間選挙で共和党が上院下院とも過半数を失い、愚劣な政策を連発するトランプ政権は完全にレイムダック化すると予想している。国民・外国など政策の受け手に対するインパクトが薄れるという意

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【上級者向き】想定通りの波乱局面、落ち着いて安値拾いを

値動きの中心は投機筋の動き、株価は割安なので惑わされないように 筆者は従来から米国長期金利は一部投資家の誘導により経済実体以上に低い水準に抑えられ、その副作用としてドル安・米株高が演出されているとしてきた。年間で70兆円規模に上る米国企業の自社株買いも低金利の追い風があればこそだった。 しかし大型減税に加え長期間の景気拡大により労働需給が一段とひっ迫し、海外からの移民にも否定的なトランプ政

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