「 木村喜由 」 一覧

【上級者向き】投機筋はNT倍率で勝負している

SQまでは225を思い切り引っ張り上げる、次は逆方向か 株式市場では投資するセクターの取捨選択が極めて重要なことは言うまでもない。これからの経済成長を主導すると思われる銘柄群に投資家がこぞって資金を投じる一方で、あまり面白みのない銘柄やセクターは、たとえバリュエーションが割安でも見向きもされないことが多い。特に株式市場に流入する資金が乏しい時期は、限られた人気銘柄・セクターだけに売買が集中する。

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【上級者向き】乱気流の季節迫る、台風の目は中国市場

米中貿易戦争は経済問題ではなく軍事・安全保障問題として把握を 8月10日から9月11日までに、日経225は1.65%上昇したがTOPIXは1.24%下落した。ドル円は0.5%上昇。この間、米SP500は1.93%上昇している。米10年国債利回りは2.87%から2.98%に上昇。日本では薄商いの中、14日のSQ決済に向けて投機筋が225買い・TOPIX売りの先物ポジションを積み上げているため、両者

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【上級者向き】米国は中国が謝罪するまで圧迫を強める

習近平政権が覇権を求め続ける限り、米国は経済制裁を強めるだろう 米国の対中割増関税リストがどうなるかで、市場関係者も貿易関係者も戦々恐々としている。2000億ドル規模になると米輸入業者の打撃も大きく、最終的に関税による値上がり分は米国消費者が負担することになるから、リスト作成は慎重を要する。実のところ、リスト入りするか否かで利害の差は非常に大きく、公平公正を期するなら、リストは1年ごとに全面見直

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【上級者向き】来週のSQは要注意、NT倍率一段高なら短期急落に要注意

5月以降日米株価の強弱が顕著に、同時にNT倍率が上昇 米中貿易摩擦の余波を警戒してほとんどの投資家は売買手控えを続けているが、ヘッジファンドは静かに独自の戦略を継続している。各種の指標を丁寧に比較対象してみると、誰がどういう行動を取っているか大まかなところは判る。相場観測術といってよいと思うが、この作業は長年自分の手で相場推移ノートを記帳し、頻繁に各市場と統計の比較対照をし続ける必要がある。付け

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【上級者向き】災害時に分かる正常に回る経済のありがたさ

民間では仕切れない大事な仕事は多い。しかし先立つ物はお金だ 今度の台風は本州直撃としては数十年ぶりの強さだったので相当の被害を懸念していたのだが、映像を見ると改めて自然の恐ろしさを痛感する。しかし被災者には申し訳ないが、この程度で済んでよかった、自分や身内に被害がなくてよかった、と思うのは自然な感情で、しかるべく準備したおかげで最小限の打撃で済んだ、準備を怠ったため見舞った不運に抵抗するすべがな

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【上級者向き】経済は生き物、企業も生き物。株価は生ものだから腐る

バフェット流投資手法はもう終わっている? 「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉がある。ある時代の流行歌は、その歌が造られたり、それが流行するような気分的な下地がその時代にあるということを語ったものである。その時代に懸命に生きている人々の気分、共通認識が、はやり歌を作っていく。これはある意味でヒット商品、流行語、政治の流れと共通するものである。 世捨て人でもない限り、人は大なり小なり流行

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【上級者向き】中期サイクルが反転上昇、本物なら最低1か月は上値トライへ

とりあえず7月27日高値奪回が最初の関門 チャートの形状を見る限り、TOPIXは8月16日の安値で中期サイクルのボトムを付け、新中期サイクルに突入した公算が強い。今回のサイクルが「強気」のものなら、高値は5月21日の1820を抜き、その後の安値は8月16日の1668より高くなるはずである。「弱気」なら9月20日までにサイクルの天井を迎え、その後2-3か月間は下値を模索する公算が強いが、需給、バリ

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