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2017/06/10 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
中期サイクルはなお上向き、予想PERはまだ14倍 1か月前、日経225は2万円を目前に目先天井となったが約1か月の揉み合いの後2万円台に乗せてきた。4月17日が中期サイクルの安値だったこと、15年12月の高値を明確に超えたことで、現在は中期サイクルの天井に向かう途中である公算が強い。過去1か月で特筆すべきは、ドル円が114円から110円に低下する中で株価が上値を取ってきたこと。すなわち(一時的な
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2017/06/07 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
豊洲移転をギリギリまで引き延ばす作戦が裏目に 滅多に競馬など見ないという人も先月末のダービーを見た人も結構いるだろう。実は日本の競馬は今では世界的トップクラスであり、金にあかせた賞金、高額種馬の買い付けに留まらず評価が上がっている。そこで一昨年有力騎手だった仏ルメール、伊デムーロの二人が日本語で受験してJRA騎手免許を取得、高額賞金レースを中心に勝ち捲っている。 先日のダービーではルメール
2017/06/05 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
雇用ひっ迫によるデフレ脱却予想に収益予想の更新が重なった 6月に月替わりした途端、株価は連日の大幅高となり、 日経225は2万円大台回復 どころか一気に2年前の高値に迫る20239円まで上昇する場面 があった。為替が若干 円高方向だったにも拘わらず株価が急伸したことに意外感を持つ人 も多かったと思 うが、筆者はそれまでのもたつきの方が異様であり、 ファンダメンタルズの改善に
2017/05/31 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
雇用環境は今後一段と逼迫、賃金上昇は不可避に 昨日発表された4月の有効求人倍率は1.48倍となり、平成バブル期のピークを越えて1974年2月以来の高水準となった。全都道府県で1倍を超えたので、人手不足が全国的に拡大しつつあるのは事実だが、その事情は大都市圏と地方では極端に差がある。 東京は2.07倍で、選り好みしなければ仕事はいくらでもある。若者がブラック企業に引っかかったと気が付いたら即
2017/05/29 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
前川前次官の発言に信ぴょう性あり そばが好き かけでも もりとも 安倍総理 安倍晋三氏は、お坊ちゃん育ちで脇が甘いと言われても仕方ない。職務上の必要、あるいは政治的志向が「そば」にある知人や友人関係ができた人物を、必要以上に深く信頼し、彼に仕事を任せたり、自分の裁量を働かせて手厚い恩恵を与えたくなってしまう性格なのかもしれない。だが、個人商店ならともかく、今の仕事はGDP500兆円の大国の運営
2017/05/25 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
本気の売り物は少なく、材料株に群がる投資家 前回書いたように、最近の売買高の低迷はけして悲観すべき現象ではなく次の上昇に向かうまでの反動を付けるためしゃがんでいるようなものである。ファンダメンタルズから示唆される地相場(自然体で落ち着く株価水準)はここ3か月ほどで5%以上上がっていると思われるので、放っておいても2万円大台は抜いてくる。というのは、一株が稼ぎ出す1年間の利益が株価の7%以上、配当
2017/05/22 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
見方によっては本格上昇前のエネルギー充填とも トランプ問題の噴出で2万円大台回復はしばらくお預けになっているというものの、達成してもしなくても2万円付近で3週間程度は揉み合う展開をイメージしていたので、大枠では想定の範囲内である。想定と微妙に異なっているのは米国長期金利及びドル円相場と、国内投資家の株式に対する姿勢が思いのほか慎重であること。 最近繰り返し書いているように、米国債券市場では