投資に役立つ情報メディア【ジャイコミ】個人投資家に役立つマーケット情報をお届け
2020/06/07 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
リスクが高い状況では、強弱どちらにも理由が付けられる 日経225は3月安値から2か月半で40%高、NYダウは45%の歴史的急騰となっているが、まだ終わっていない。クライマックスはおそらく来週だ。相場は短期投資の売り方と買い方が相撲を取っているようなものであることを、肝に銘じておいてほしい。 勝ち目の多い側は徹底的に相手を不利な状態に追い込もうとしてあらゆる手段を用い
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2020/05/31 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
日本で感染者数も死亡率も低い理由は存在する 日本の新型コロナ対策が、常識的な感染症対策としては検査も隔離体制も穴ぼこだらけにも拘らず、結果として感染爆発も医療崩壊も起こらず、先進国中ではダントツの好成績であることは、世界中の専門家から不思議がられている。統計学的にも見て何も原因がないとは考えられないが、これを山中伸弥教授がテレビで「ファクターX」と呼んだことから、真剣にそれが何か
2020/05/28 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
本来やる必要のなかった緊急事態宣言、解除で都市部の飲食店から安堵の声 本日で緊急事態宣言が解除されるが、軒並み数千、数万人単位で死者が出ている海外の状況と比較したら政府や自治体、メディアの対応は大げさすぎ、まさに鶏を割くのに牛刀を持ち出したというのが4月上旬の宣言当時の筆者の感想である。今夏の東京五輪開催に前向きだった小池都知事が、延期が確定した途端にコロナ危機を煽る戦略に転換し
2020/05/23 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
足元の景気業績の悪さも、コロナ禍の一巡も織り込み済み ブラジルなど南半球で患者・死者の増加が顕著だが、猛威を振るった新型コロナも北半球全域で鎮静化に向かいつつある。米英の日々の死者数はまだ千人台、300人強と多いが、イタリアやスペインは100人強となり新規感染者も減少。ドイツ、ベルギー、オランダなどは50人内外となった。退院者数も増加しており、世界の累計感染者数÷退院者数は2.6
2020/05/22 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
来年医療従事者に届けるのが精一杯、一般人向けは早くても22年 昨晩の米国市場は急騰し、SP500とNASDAQは3月安値からの戻り高値を更新した。背景は標記の新型ワクチンの治験フェーズ1(少数の患者への投与)が非常に好成績だったこと。先日のギリアド社のレムデシビルの報道とほぼ同じパターンだが、レムデシビルが重症患者限定(せいぜい年間100万人)に対し、ワクチンの場合は潜在ユーザー
2020/05/17 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
1-3月期純利益は前年比85%減、開票率はやっと8割に 3月期決算の発表は、コロナの影響で半分近い企業が延期しており、通常なら15日時点で保険5社以外は全部終了しているものだが、225採用銘柄で完了したのは159社だけ。6月にずれ込むのも2社ある。それでも現時点で完了したのは時価総額で79%を占めており、異常値が確実視されるソフトバンクグループと石油2社と大規模なリストラを公表し
2020/05/12 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
先進国はコロナ感染の峠を越す、努力によって集団免疫率のゴールは下げられる 各種の統計データを見る限り、先進国は新型コロナパンデミックの第一波の峠を越えたようだ。ウイルス既感染者が増加しているのに新規感染者が増えないのは、「再生産数」がかなりの速度で低下しつつある証拠だからである。しかも北半球はここからコロナウイルスの活性が鈍る夏に向かい、どの国でも社会的距離の維持とマスク着用がほ