投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2019/07/01 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
サプライズの米朝会談だが実は仕込んであった出来レース 一連の大阪G20サミットはトランプ氏のワンマンショーのようだった。昨日の突然の米朝会談も、周到に準備された見世物だったらしい。実はかなり前から外交筋が根回しを進めており、韓国の文大統領とは大阪で会っているのでわざわざ訪韓する必要はなく、少しは協力しろよと尻を叩いて板門店の会場設営をさせたとのことである。 まして世界中が注目する米中貿易交
続きを見る
2019/06/27 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
潮田・藤森時代の海外M&Aで巨額の含み損を抱える 25日は日産自動車、LIXILと今回の総会シーズンで最も注目される株主総会が行われた。日産については、大株主でもあるルノーが当初は西川社長らが提案した経営改革プランを受け入れず、投票権を棄権=賛成票不足で不成立となりかけたが、寸前で西川氏らがルノーを優遇した譲歩案を提示したことで総会提案通り可決した。感情的なこじれはあるものの、100年に
2019/06/24 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
かつてない大型イベントになった大阪G20、巨頭会談が連発 今週末から大阪でG20サミット会合が開かれる。主要国首脳会議というのが現在の正式名称らしいが、第一回目の仏ランブイエの時はG5で先進国首脳会議と呼ばれていた。ところが会場に呼ばれなかったイタリア首相が乱入し、その後米国がカナダも入れてやってくれと頼んだので翌年からG7として年1回首脳会合を開くことにした。その後、ロシア、大規模途上国に欧州
2019/06/20 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
FOMCは想定通りの結果、当局に比べ市場期待の行き過ぎ感が顕著 昨晩の米FOMCは大方の予想通りで、FFレートの誘導水準は2.375%のままだったが、注目されたドットチャート(委員17名の今後のFF水準予想)には明確な変化があった。今年末予想は前回3月が現状維持11、引き上げ1回4、2回2(平均値2.493%)だったが、今回は現状維持8、1回上げ1、1回下げ1、2回下げ7(2.169%)と、平均
2019/06/18 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
逃亡犯引き渡し条例改正問題は香港独立運動に直結 先週香港で上記改正案に反対するデモがあり、人口700万人強のところ107万人が参加、これに香港政庁もひるんで改定を無期延期と発表したが、市民はなぜ廃案にしないと怒り、今度は中高年も参加して200万人以上のデモとなった。凄いなと思うと同時に、自由の本当の価値を知っている人々が危険を承知で立ち上がるのは素晴らしいと思った。 香港は英国と清国との租
2019/06/14 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
イラン訪問は日本にとってよかったがトランプ政権にはどうかな 大阪サミットを間近にして、安倍首相はイランに飛んで大統領と宗教指導者との直接会談に臨んだ。メディアなどではイランの頑迷な対米不信の壁を崩せず無駄足に終わったという評も見えるが、そんなことはない。ハメネイ師が安倍氏に「イランは核兵器を作る気も持つ気も使用する気もない」と明言したことは、疑心暗鬼が最も深いイスラエル国民を少なからず安堵させた
2019/06/10 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
フェイクニュースで騒動を作ったトランプ大統領 中国は米国にとって明確に国益を脅かす「準敵国(交戦はしていないが利害を共有しない)」であるが、メキシコは包括的非関税協定も結んでいる友好国である。そこにいきなり上乗せ関税を課し、毎月税率を引き上げるというのは、互いの面子とか手続きを尊重する外交交渉として、どう考えても筋が違っていた。結局損をするのは米国民と米国企業なので、ギリギリのところで米議会が差