投資に強くなる投資家メディア【ジャイコミ】個人投資家を目指す人、投資に強くなりたい人のマーケット情報配信中
2017/09/21 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
米国は量的緩和策を反転、12月利上げの公算も90%に高まる 「ため(為)にする」とはある魂胆をもって人々を誘導するために噂などを流すことで、一番有名な用例は福沢諭吉の『学問ノススメ』にある「吾輩もとより為にするところありて私立を主張するに非ず」である。マーケットにはこの種の理屈や講釈が常時流れているが、近年で最も盛大だったものが、春先から蔓延した米国は景気が悪化しデフレになりかかっており、長期金
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2017/09/19 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
この次の選挙でフラストレーションの反逆が起きるのは確実 15日に大手町の日経ホールで政治コントのザ・ニュースペーパーの公演があり、日経読者向け優先販売のチケットを応募していたので入場することができた。テレビで小泉・安倍首相や石破・小池百合子氏などの物まねしている9人のチームである。記者会見や報道番組では口にできないが視聴者側では暗黙の了解になっている、赤裸々な意見、ホンネが連発で出てくるので会場
2017/09/14 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
今回ばかりは消費税率の先送りはなさそうだが 昨日の日経朝刊一面トップは、珍しく首相インタビューの記事。現行の社会保障制度が高齢者中心になっていることを認めたうえで、今後は全世代にバランスさせるとともに、幼児や青少年向け教育の支援も財源がなくては実現は不可能とし、自分の責任でしっかり財源を確保していくと強調した。安倍氏は民主党政権末期に野田佳彦氏に解散条件として合意したにも拘らず、すでに2回も消費
2017/09/12 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
リスク要因残ったままだが株価チャートは夏の高値更新を示唆 北朝鮮に対する政策措置は、全会一致合意を目指した米国がこれ以上ないほどの大幅ディスカウントで中国とロシアの賛成を取り付けたため、予想に反してスムーズな決着を見た。石油禁輸には程遠く、金正恩個人に対する制裁措置もカットされており、実効性は大いに疑問だが、中国が共産党大会(10月18日からと決定)前に米朝衝突を何としても避けたい意向が強く、取
2017/09/07 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
EMP(大気圏外核爆発)攻撃の示唆だけでも米国は動くだろう 米国は国連に北朝鮮への制裁強化策として、石油の禁輸と金正恩氏らの外国金融資産凍結の決議を求めた。これは経済的に息の根を止めることで北朝鮮に翻意を促す行為だが、中国とロシアは拒否権を行使するのが明らかであり、実効は期待できない。しかし昨報した通り、北朝鮮が最終目標とするICBMによる核弾頭の大気圏突入にはまだ至ってはいないものの、その成功
2017/09/06 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
崩壊は時間の問題としても、紆余曲折の道筋により影響度は大きく異なる 北朝鮮は8月29日に米軍基地のあるグアム島向けを意識したミサイルの実験に成功した後、9月1日に70キロトン級(広島原爆の約5倍規模)の地下核実験を成功させた。核実験の準備は事前に察知されており、驚く話ではなかったが、ミサイル実験直後というタイミングと規模には驚かされた。年初から振り返ると明らかに北朝鮮は核とミサイルの開発速度を大
2017/08/31 | マーケットEye, 有料記事 マーケット通信, 木村喜由
当事者それぞれの利害と面子が錯綜、取締役内部でも意見が割れる 大詰めを迎えた東芝の半導体部門の売却問題だが、裁判となっていたウェスタンデジタルと一転和解して売却の方向で纏まるかと思ったら、そうすんなりとは行かないようだ。一つの期限とされた8月末の取締役会では、役員内部の意見が割れ、結論は持ち越された。 「東芝半導体」に価値があるのは間違いないが、メインのメモリー市況が周期的に大きく変動する