東京金融取引所と合同セミナーを開催しました
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最終更新日:2016/04/25
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今年で3回目となる東京金融取引所との合同セミナーを10月8日、同取引所内の大会議室で開催しました。
この合同セミナーは東京金融取引所が「くりっく株365」の普及を目的として行っているものですが、日本個人投資家協会(JAII)としては個人投資家に対する啓蒙活動の一環になるとの考えから共催しております。
約70人が参加したセミナーは、まずDZHフィナンシャルリサーチの野口文高シニア・アナリストが登壇。「歴史の中の株価指数」と題し、人口やGDPの長期推移などのデータをもとに各国株価の動向を解説しました。
続いて、東京金融取引所・証拠金営業グループの担当者の方が「くりっく365」の商品概要を説明。「くりっく365」と同様に日経平均株価指数を投資対象とする日経225先物や日経平均連動型ETF(上場投資信託)との違いをアピールしました。
JAIIからは伊藤稔副理事長と木村喜由理事が講師に
当協会からは伊藤稔副理事長と木村喜由理事が講師を務めさせて頂きました。
伊藤副理事長は投資環境を巡る四方山話を披露。「ヘタにプライドがある人は株式投資がダメ。投資環境が変わったとしてもなかなか手放せないから。その点で男性は往生際が悪い反面、女性は『捨てる選択』が容易にできるので上手」との持論で会場を沸かせました。
木村理事は先進国の代表的株価インデックスと比べて、日経平均の値動きが激しい点を指摘。「日経平均の比重上位はユニクロ、ファナック、ソフトバンクなどの6銘柄。これで25%を超える。これらの上位銘柄を大手ヘッジファンドなどが攻撃すれば日経平均は動く。国を代表するインデックスがこんなにやわでいいのか」と述べました。
また、「ギャン理論」(テクニカル手法の一種)をもとにしたTOPIXのチャートを示し、今後の展開についても言及しました。
09年3月をゼロに毎週4ポイント上昇させたライン(下図にある09年3月を始点とした濃い青の右斜めに引かれた線)は、直近安値1371だけでなく、12年央の安値、昨年の安値の支持線になっています。
強い相場ならこの線に沿って反発、弱い相場なら幅の広いレンジ相場になるとのことです。
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