「 月別アーカイブ:2016年02月 」 一覧

映画「ディーパンの闘い」と円高・株安のHF仕掛け

第68回カンヌ映画祭で最高賞を獲得した秀作。難民が滞在を許可されたのちに文化や環境、言語の違いで直面する差別やアツレキ。そこから発生する暴力的破壊を取り上げている。監督は「真夜中のピアニスト」のジャック・オディアール。 https://youtu.be/18U34kIZu38 26年間も続いたスリランカ内戦の「タミル解放の虎」の兵士で、政府軍との戦闘で妻子を失ったディーパンは赤の他人を

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投資の羅針盤
マイナス金利は「百害あって一利なし」

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 日銀は1月29日にわが国史上初となるマイナス金利の導入を発表した。 これは、昨年後半来の消費者物価の低迷とGDPの不振(昨年10~12月は実質で前期比年率換算1.4%減、15年暦年では前年比0.4%増)に加えて、年初来の急激な円高・株安を受けた政策対応とされている。 市場はこの追加緩和を好感していったん円安・株高に動いたものの、2月に入ると大きく

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チャップリン「街の灯」と株価倍増狙いの注目株

浮浪者チャーリーと盲目の花売り娘のご存じ人情物語。私はチャップリンの作品で最高傑作と思う。何といっても、あの優しいほほえみのラストシーンが素晴らしい。   盲目の娘は自分が落とした花を拾ってくれたチャーリーが、タクシー(当時は超ぜいたくな乗り物)で去って行ったと勘違い。超富豪と思い込む。一方チャーリーは自殺しようとした富豪を助け友人になるが、この人は酔うと友を思い出すが、

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気になるチャート
リーマン時との比較、外国人売買額累計

ジャイコミ編集部 気になるチャートをチェックしようという思いつきのコーナーを始めました。 どこでも見られるものだと面白くないので、それなりに工夫してみます。 再び08年と似てきた株価動向 まず1つ目は2007年8月のパリバショックからの約1年間と昨年8月のチャイナショック以降の日経平均の推移を比較したチャート。 去年後半から一部のストラテジストや個人投資家の間で注目されているものです。特

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中期サイクル安値を迎えた。いったん急反発

  (2月14日配信) 中国懸念に欧州金融不安 リスクオフの売り殺到 2月12日までの動きは一方的なリスクオフ相場だった。皮肉にも、本来なら円安株高に作用するはずだった1月末の日銀のマイナス金利導入策は、売り方には絶好の戻り売り場面を作った格好となり、その後の下げが大幅となったことで、金融派生商品の買い方の強制的処分売りを誘発し、記録的な急落の引き金となった。 日経225

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名門「ドイツ銀行」のまさかの経営危機

「選択」2015年9月号 今井澂 つい3年前には総資産で世界第1位、その後中国勢にその地位は奪われたもののなお第4位。もちろん欧州で首位であり、我が国の三菱UFJフィナンシャルグループに並ぶドイツ銀行に、何とも信じがたい事件が続発、米国ヘッジファンドの信用するレポートには「第二のリーマンか」という記事が掲載される始末だ。 そのレポートは「ゼロ・ヘッジ」。概要をまずお伝えしよう。 ゼロ・

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映画「ルーム」と目先急反発の週を予測 

*原稿は2月13日(土曜)の段階で今井澂さんからいただいていましたが、システムトラブルにより掲載が遅れましたことをお詫びします。 本年度アカデミー賞の主要4部門(作品賞、監督賞ほか)でノミネートされている秀作。試写会で観た。原作の「部屋」(エマ・ドナヒュー著)も読んで面白かった。 https://youtu.be/4C_KoKGgwEs まだ19歳の娘が誘拐され7年間も監禁。男の

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