三谷幸喜「鎌倉殿の13人」と円安。私の日経平均4万円説(第1115回)

当代きっての才人の三谷幸喜さんの作品なので、最初の放映からずっと観ている。

木曾義仲の没落と死。源義経の腰越止めまで観て、国家の盛衰と似ているな、と感じた。

企業の力(収益)と国力との相関関係も私が従来から力説している。その企業収益が今後、もっと上昇する。

円安のおかげである。

文藝春秋6月号に「ミスター円」と異名をとった元財務官の榊原英資さんのコメントが載っている。

「今年の年末から来年初めにかけて、140円から150円までの円安」という市場の見方に対し、同氏は、賛成している。

同氏は黒田日銀総裁の来年4月8日の任期満了まで、円安基調はかわらない、としている。

「悪い円安」論者はガックリするだろうが、私はもともと「円安で儲かる人が増えれば『良い円安』に変る」と言う論者だ。

また6月からインバウンド観光が開始さので、まあ、いつも通り、私の勝ちだろう。

チャートに示した通り、ドル円は米国の長期金利高と連動している。

グラフ, ヒストグラム

自動的に生成された説明

出所:ニッセイ基礎研究所 上席エコノミスト 上野剛志氏

米FRBは、あと2回、0.5%ずつ公的金利を上げる。米10年もの国債金利は、現在の3%から4%に上昇するだろう。

一方日銀は公定歩合を引き上げられないから、前述の通りの上限150円迄の円安は必至、といっても過言ではない。

「円安は株高につながる」と私は繰り返して主張してきた。

私のこのブログの読者ならご存知の通りだ。

NYダウやNASDAQが大幅な下げを演じても、東京株式市場は翌朝の寄り付きは安くても、小幅安に止まるか、あるいは上昇している。

理由はカンタン。株価の中心、企業収益が円安で上昇するからだ。

円レートで10円の円安は、上場企業の経常収益を5%押し上げる。

一方、企業は1ドル111円で経営計画を立てている。従って1ドル150円だと、40円の円安。20%の経常増益となる。

2021年度の日経平均の1株当り利益は10.4%増の2309円。コスト高もあるし、最終純益を少し割引いて15%としても、1株当り2600円近辺がPER13倍としても3万3800円。PER14倍で3万5000円となる。4万円は誰の目にも見える。

日銀の持ち株は、大和証券理事の木野内栄治さんのプランでは、従業員持ち株会の利用で、解決できる。市場の6割を占める外人投資家が

この数週間大幅に買い越しているのは、案外ここいらが背景かも。

オマケ。

対コロナ対策がうまく行っているわが国に対し、中国、韓国などは完全に失敗。中国の人民元が暴落している。チャートで示した通り。私に云わせれば、ザマミロ。

グラフ, 折れ線グラフ

自動的に生成された説明

出所:三菱UFJモルガンスタンレー証券 植野大作氏

終りに、源義経の名言でシメる。

人よりも100倍臆病ならば、100倍、勇気を奮い立たせれば良い。

勝つという事は、味方に勝つということ。味方に勝つということは、我に勝つということ。我に勝つという事は、気(力)をもって、体に勝つという事だ。

88歳の私としては、後の方が身に沁みる。

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