映画「夢を生きた男 ザ・ベーブ」と明年の日本経済は予想より良いとする私の予測。総合経済対策、税制改正の効果2022・10・23 (第1145回)

日本シリーズが始まった。巨人ファンの私としてはヤクルト村上選手の活躍に期待するしかないが、岡本和真選手との明年のホームラン王争いが楽しみだ。
海の向こうは大谷選手の二刀流が常にニュースになり、日本人として頼もしい限りだが、ついでにベーブ・ルース選手と比較するので、同選手への注目度も高まったと思う。
入院中の少年のためにホームランを打つ約束をして果たすなど、エピソードの多い選手なので、面白い映画になっている。
IMFの経済予測が出た。2023年の世界経済、実質成長率を7月予想より0.2%下方修正して2.7%とした。

背景は4つある。
- 原油価格上昇が対世界でマイナス0.5%
- 中国の不動産投資減少マイナス0.3%
- 労働力逼迫による生産力低下マイナス0.3%
- 金融環境タイト化マイナス0.5%
日本は④がないし、円安効果もある。箱田啓一さんによると、明年は年初から本格的な円高が始まるとのことだが、私はせいぜい130円台が上限と考えているから、年としてはやはり円安だろう。
内閣府の資料からのチャートをご覧頂きたい。この数字は低すぎると私は思う。

第1は30兆円に及ぶ総合経済対策。注目されるのは民間ゼロゼロ融資の借換保証制度の創設。GDPギャップ3%を埋めるのが目的。
第2は2023年度税制改正。「つみたてNISA」の拡大で、年40万円での投資枠の拡大、20年間の非課税期間の延長。さらにイデコについても、優遇措置が準備されている。
ついでに述べると、エコカー減税も目玉。
ついでに、GDPギャップについても1つ言っておく。
チャートはりそなアセットマネジメントのチーフストラテジストの黒瀬浩一さんの作成したものだが、2021年にマイナス2.6%もあったGDPギャップが、明年にはマイナス0.4%に減少する見込みである。(IMF)
日本で多くの人々が考えるよりも、自国経済がよくなっていることを示す数値なので、ご紹介することにした。
以上が、二刀流で言うと大太刀だが、小太刀の方がもっと注目されていい。

みずほリサーチ&テクノロジーズの資料だが、国内の旅行の寄与だけで1兆1475万円、GDPに0.29%のプラスである。

加えて、海外からのインバウンドがある。2019年の同需要は4.9兆円。2021、2022年これがゼロだったのだから、周囲を見回して不況だというのは、当たり前である。
どんな国でも14〜5兆円の収入が減れば景気は悪くなる。これが前向きに変わるのだから、「良い円安」が言われ出すし、景気の良い話も聞かれるようになる。実質成長2.5%はいけると私は見る。
最後に、映画のセリフから。
先輩選手が言う、「守備の甘いところに打つのがコツだ。」 ベーブが言う、「だから俺は場外に打つ。」
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