映画「レジェンド&バタフライ」と本能寺の変2023・2・5(第1158回)

公開日: : 最終更新日:2023/02/07 マーケットEye, 中級, 初級, 無料記事 ,

映画「レジェンド&バタフライ」と本能寺の変と米国国債デフォルト

そしてウクライナ戦の今後。おすすめETF

2023・2・5 (第1157回)

キムタク、綾瀬はるかの当時きっての人気スターの出演。映画館は超満員。面白い。実は私は2回も見た。

始めは大ゲンカ。初夜は取っ組み合いの大乱闘。それが桶狭間の戦いで夫婦仲が一変。

今回面白かったのは、女子供を殺戮しても何とも思わぬ大魔王だった信長が、妻想いの凡人になったのを明智光秀が見限って、本能寺の変を起こしたという解釈だ。

ある私のソースから、「米国の同盟国の中で、日本が突出して大きな役割を果たしている」として、次の情報を得た。

ドイツのオラフ・シュルツ政権とバイデン政権との間で、対話は何1つ行われていない。独権内部に親露派議員が多く、情報の取り扱いを懸念。シュルツ首相自体、ある日中国に対して強硬政策を発表したと思ったら、次の日に中国を訪問してその政策を全面否定するような行動をとっている。

フランスはウクライナへの支援が少ない。英国は、米国との連携は密だが、経済的な苦境で、ウクライナへの支援は限られている。今回の岸田渡米の意義が大きい。大変化だ。信長のように。(褒めすぎ、かなあ。)

もう1つの不安材料は、「月刊HANADA」にE・ルトワックという人が書いている。この月から、援助による強力な戦車から米国や西欧から来る前に「高速駆動が可能な双輪の歩兵戦闘車」の中心にし、首都キーフへ西側からの物資を搬入する兵站路を遮断する。第二次世界対戦中に、ソ連がヒトラーに対して行なった「ウラヌス作戦」の再現である。

さて、問題は米国が毅然として着々とウクライナへ援助し続ければ問題ない。

米国議会が、15回も行われた末にようやく下院議長に選出した折に、反対していた共和党内の保守勢力に大幅な債務削減を認めない」と約束した。表現を変えれば「債務デフォルトを人質にした」のである。

具合の悪いことには、保守派を宥めるために、増税案を通すには、5分の3の賛成(スーパー・マジョリティ)を得る必要がある。

すでに1月19日に法定債務上限31兆400億ドルに達している。

今後いろんな手を使ってやりくりしても、6月上旬に、議会の承認がなければ12年前に起きたような債務デフォルトが発生し、米国国債の格下げとか大混乱が発生する危険性が十分にある。

私は以前から、今年は3月に「ドカ」があると警告し続けてきた。プーチン政権の目論見通り、キーウへの西側からの物資輸送が絶えれば、2、3月の「ドカ」はこれと結びつく。

では、3月に何を買ったらいいか。

日経平均、TOPIXともに、上昇率の倍取れるETFがいい。

  • 日経平均ブル2倍投信(1572)
  • Jpx日経400ブル2倍(1467)

③NEXT FUNDs 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1472)

信長の名台詞でシメる。

「死のうは一定」

関連記事

木村喜由のマーケット通信
追加金融緩和で株の潜在リターンは低下
GPIF買いも当面期待薄

*木村喜由のマーケット通信は今後、有料記事で掲載予定です。サンプルとして無料公開しています。 日本

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

緊急版「まだまだ続くお愉しみ」第983回 遂に来たドカン!底値は?どうするか?銘柄は?

三谷幸喜監督の最新作で、大ヒット中。主人公は悪徳政治家の主将黒田  (中井貴一)。あまりの非道で支

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

【初・中級者向き】映画「セラヴィ」と中国習近平の野望の失敗

2018・7・22 フランスで大ヒットしたコメディというので観たが、確かに笑える。主な役として

記事を読む

no image

大井リポート
どこまで続くQE(量的緩和)
ギリシャ救済機に勢力拡大狙う中国

セイル社代表 大井 幸子 年明け最初の1ヶ月が波乱含みで過ぎ、チャイニーズ・ニューイヤー(旧正月)

記事を読む

今井澈のシネマノミクス

映画「ドライブ・マイ・カー」と長期の円安・インフレ・タンス預金と金。(第1109回)

日本映画としては「おくりびと」以来、13年ぶりにアカデミー最優秀外国語映画賞を獲得した。これに先立

記事を読む

PAGE TOP ↑