映画「THE CREATOR/創造者」とトランプ第2期。岸田政権の寿命。そして注目株
映画「THE CREATOR/創造者」とトランプ第2期。岸田政権の寿命。そして注目株
2023・10・29(第1197回)
近未来型SFアクション映画は、カネのかけ方によって出来が違う。今回の作品は残念だが、予算が低かったらしい。出来はやはりイマイチ。
<映画公式HPより>
核爆発によるロサンゼルス崩壊以降、人類とAIは十年以上激しく戦っていた。元特殊部隊員のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は妻マヤを失って、悲嘆にくれている。
そんな中、軍上層部から人類を滅ぼす兵器「クリエイター」の暗殺指令と、マヤの生存情報がもたらされた。再会を信じて敵のアジトに向かった主人公が出会ったのが、かわいい少女アルフィー。この少女こそ暗殺対象のクリエイターだった。
さて。トランプ再選。フォーリン・アフェアーズ誌最新号で「トランプ2.0の時代」という記事を書くくらいだから、相当確度が高い。
同誌によると「同盟国に恐怖を、ライバルに希望を」らしい。
2017年、トランプ氏は駐ウクライナ大使を自分に従順でないとして引き揚げ、ゼレンスキー大統領を自分の再選に協力させる駆け引きとして、最新鋭の対戦車ミサイルの供与を止めた。これでプーチンは時間を稼ぐことができた。
ある欧州高官は2期目のトランプ氏を「アーノルド・シュワルツェネッガーが演じた役より、殺人的で洗練されたサイボーグの暗殺者が登場するターミネーター・シリーズ」に例えた。
結論。ウクライナ戦争は、明年、遅くとも夏までに終わる。ウォーレン・バフェット氏の見方は正しく、大商社株の出番だろう。パレスチナ? イランの介入がなければ、ごくごく短期だろう。
<NHK選挙Webより>
さて、わが国。現岸田政権の支持率は36%、不支持は44%。しかし自民支持が36.3%、ほかは1ケタなのでいわゆる青木ルールに照らしても、一応安泰である。
さらに、今回の「減税」がある。5兆円規模で、所得減税4兆円、低所得世帯に7万円。いわゆる定額減税だ。
加えて経済対策(日経10月25日付)がある。
19人いる閣僚のうち11人が新人。どこかでボロが出る人が2~3人出て、解散に追い込まれない限り、明年9月の総裁選がらみの解散で勝利する確率が大きい。
最後に銘柄。それもひとつ。
小野薬品工業(4528)
まず業績。オプシーボ(対胃ガン)、フォシーガ(対糖尿病薬だが慢性腎臓病向けにも)が大幅増。EPS23.3期220→266→258。
私がホレたのはPER。今期ベースで10.5→10.8。10倍台は安い。
もちろんご投資は自己責任で。
関連記事
-
基本の話by前田昌孝(第17回)
<あと8000円、近くて遠い> 日経平均株価は5月に入って3万円台を回復し、30日には200
-
嶋中雄二さんの「2023年から2025年のゴールデンサイクル」説2023・1・22(第1155回)
嶋中雄二さんの「2023年から2025年のゴールデンサイクル」説 そして2050年のインドの
-
木村喜由のマーケットインサイト
下値不安は解消も割高感強し
低PER銘柄の下値拾いを日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 <2014年12月号> 最近の最も顕著な動きは原油価格
-
「長篠の戦い」と陰謀にひっかかったトランプ。NY新高値のワケと落とし穴 (第1046回)
私は民主党が中国共産党と通じて、トランプ打倒を目論んでいることを、何遍もこのブログで述べてきた。
-
映画「オールド」と米国のアフガン撤退で地下資源獲得し有利になった中国の落とし穴(第1078回)
スリラーの鬼才M.ナイト・シャマラン監督作品の恐らくベスト 。秘境のビーチを訪れた数人の社会的エリ