「平家物語」と2025年に起こるかもしれない安保条約の廃止。その後の意外な日本の繁栄。
「平家物語」と2025年に起こるかもしれない安保条約の廃止。その後の意外な日本の繁栄。
2024・2・11(第1212回)
私は5才で祖父のヒザの上で、フリ仮名つきの平家物語を読んだ。祖父の英才教育だったのだろう。それと九九。幼い私にも、繁栄のあとに来る低迷、あるいは滅亡という世の中のきびしさが分かった。
<アマゾンより>
「もしトラ」が現在、TVのワイドショーでも取り上げられる位、ポピュラーな話題となっている。
しかし、一つだけ日本のTVが紹介しない「もしトラ」の政策がある。日米、日韓の同盟で「タダ乗り」だから廃止する、という項目だ。
関税10%とか移民とかNATO脱退とか、「バイデン一家は牢屋にブチ込む」「日本製鉄のUSスチール買収は認めない」。あるいは中国と北朝鮮とは相変わらずボス交渉で対応する」「腐敗したウクライナはプーチンにまかせる」とか、まあここいらは、ワイドショーでもやっているからご存知だろう。
エコノミストとしての私には「ドル安」の強力な推進。つまり円高の方が大いに気になるのだが。
ただし、私のワシントンのニュースソースは「副大統領候補」が、こうした極端な政策を薄める可能性がかなり大きいという。
冷泉彰彦さんの「プリンストン通信」によると――
①サラ・ハッカビー・サンダース氏(アーカンソー州知事、元ホワイトハウス報道官)
②エリス・ステファニク氏(下院議員)
③マイク・ポンペオ氏(元国務長官)
これらの人がいれば「トランプの毒」を大幅に減少、つまり「解毒剤」になる可能性は少なくない。いや、大きい。
まあ、私はここいらが希望になる。
やはり、日米同盟がなくなれば「中国の植民地になる」という恐怖が、
日本中をおおう。株安? いうまでもないでしょう。
日米同盟の廃止が起きない、という前提で話を進める。
当然、インバウンドと高速半導体で日本は大復活する、というストーリーは変わらない。
面白い話を、この日本全体の「上り坂」にからんで紹介しよう。
双日総研の吉崎達彦さんは、私の親しい方だが、40年ごとに上り坂、下り坂を迎えるという説だ。
①1868年から1904年(明治維新から日露戦争まで):上り坂
②1905年から1945年(日露戦争後から第2次大戦の終戦まで):下り坂
③1946年から1985年(戦後からプラザ合意まで):上り坂
④1986年から2025年まで(バブル経済の打撃の治療期):下り坂
⑤となると、2025年から上り坂、というコースとなる。
<アマゾンより>
株ですか? 若林栄四さんの近著『2028年までの黄金の投資戦略』によると――
「3万8239円をこえると、2031年には6万6000円、あるいは7万5000円」
「2037年には10万円狙い」
一方、円の対ドルレートは「最終的には1ドル72~65円」
さて、ごく目先。チャートからも外国人買いからも、銀行株。大手銀行の出遅れ。加えて地方銀行のいいところが、いい。
例えば大手ではみずほFG(8411)、りそなHD(8308)、地銀では九州FG(7180)、十六FG(7380)、ひろぎんHD(7337)。
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