映画「プレステージ」と参院選挙
2025・7・20(第1282回)

<アマゾンより>
舘ひろしのキザっぽいところにひかれて、CATVで観た。2人のマジシャンンの物語で、クリストファー・ノーラン監督、主演はヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベール、助演にスカーレット・ヨハンソン、マイケル・ケイン、それに何とデヴィッド・ボウイが出ている。
ストーリーは省くが、マジックが次の三段階によることがわかった。
①確認(タネもしかけもありません)
②展開(ここで、マジックが行われる)
③プレステージ(偉業)大拍手喝采
選挙もこれと似ている。現在はもちろん①だが、マイケル・ケインの役割を大マスコミが果し、自公苦戦を伝えている。しかし立憲民主を入れて三党合同とすると過半を維持できる。
そんなバカな、といわれる向きには、かつての鳩山政権の何も決まらない3年間を思い出していただきたい。従って、立憲民主党の政権は、ほど遠い。大連立しかこの党の政権参加はあり得ない。
5月中旬に実施した自民党の与論調査によれば与党61議席だった。
これが何で人気急落となったか。①トランプ大統領との交渉不調、②小泉進次郎パフォーマンス効果が不発、②国民1人当たり2万~4万円の現金給付が十分な説得力がなかった、④終盤国会で野党共闘の成立、以上である。
当然、石破政権が保つのか。政権維持のために「ポスト石破」が必要になる可能性は、ないではない。
小泉はじめ主流派からの官房長官・林芳正、財務相・加藤勝信、悲主流派からは元経済安保相・高市早苗が候補になる。
仕切り役は、麻生太郎最高顧問と、岸田文雄前首相になる。
7月3日の時事通信コメントライナーは「参院選過半数割れでも自公連立存続」という題で政治アナリスト秋波笑介(ペンネーム?)と報じた。
投資の世界では、ヘッジファンドが大量の買い玉を残している。政局の動向次第では「ドカ」はあり得る。
もちろん、PER15.64倍、PBR1.41倍は、完全な安値とはほど遠い。やはり(再び言うが)「ドカ」はあり得る。
明るい話はないか、と探したら、「国家ブランド」という調査があり、日本は首位だった。

まあ、ふたを開けてのお楽しみ。熱中症にご注意を。
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