映画「ナポレオン」と大悪妻ジョゼフィーヌの見直しと、発生した「ドカ」と金投資の見直し。
映画「ナポレオン」と大悪妻ジョゼフィーヌの見直しと、発生した「ドカ」と金投資の見直し。
2023・12・10(第1203回)
英雄ナポレオンの生涯を画いた映画で、大量の人員、予算を投下した戦闘シーンは、十分に見応えがある。一見をおすすめする。
このリドリー・スコット作品は、英雄がその妻ジョゼフィーヌに一生変わらない愛を注いだことが軸になっている。
<映画公式ホームページより>
私はその点だけが心からは納得できない。六才年上で二人の子持ち、しかも上官の愛人だった女。加えてナポレオンの戦地に来てほしいとの要請を無視しつづけ、愛人をつくり、浪費をつづける。ただ、この役を演じたヴァネッサ・カービーを観ると四分の一黒人の血をひいたエキゾチックな美貌を含めナポレオン(ホアキン・フェニックス)の心をとらえた魅力が理解できる。
さて、テーマである株の暴落。先週日経平均は千円下げた、外国人投資家が、植田日銀総裁の発言を材料に、円買い、日本株売りでたたいたからだ。円レートは一時141円まで急騰した。
加えて岸田政権の不人気、米国の「トランプ2・0」が重しになつた。
ご存じのとうり私は11月の「ドカ」を予測していた。米国の国債格付けに引き下げがあり実施が伸びただけ、これが不安材料で残る。
ヘッジファンドが、先物で3兆円売っていた。2兆8000億円は買い戻した。終わりと思っていたが4000億円新規に先物を売り乗せてきた。これが市場面から見た真相である。
では、底値はいくらか。
ここはテクニカルアナリストの出番だ、と私は思う。
下げ相場に強いプラザ投資顧問の伊東秀広さんに聞いた
3万0473円はほぼ確実に切る。3000円以上の下げになる。
<出所:ヤフーファイナンス>
マネースクエアの宮田直彦さんも、珍しく米国株のハイテク銘柄に弱気を言っている。日本株は3万500円が底値だとも。
<出所:BullionVault>
一方、株が下がる時は必ず上昇する金価格だが、著名な若林栄四さんが去る10月のセミナーで「クリスマス前のオンス2200ドル」と言っていた。現実はその線に近くなっている。
若林さんは、6月のセミナーでは「2029~2030年に控え目に見ても3885ドルとした。これが去る10月には「最終的には7750ドルと上方修正した。的中率の高い人だけに読者の皆様にもご留意いただきたい。
私はかねてから「全財産の3%は現物の金にして、子孫に遺贈しなさい」と助言してきた。いよいよこの助言が現実化してきた、と私は感じている。
では皆さん、GOOD LUCK!
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