「 上級 」 一覧

緑のたぬきにまた化かされる

勝負勘抜群の小池さん、でも五輪後の都政投げ出し観測やまず 内情に詳しい政治記者によると、東京五輪が終わるまでは小池都知事は都民ファーストと自民、公明党を同等に扱うという密約をしていたそうである。都ファの選挙応援に行くなら自公にも均等に顔を出す。露骨な都ファ支持の姿勢を示されると自民党としては小池都政を支援するわけにいかず、五輪でもコロナ対策でもいろいろギクシャクするからだ。 選挙前の情

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米バブル末期の激しい動き、日本は振り回されるだけ

欧米景気は一段と回復、年末に向けてインフレの織り込みが進む インサイトというのは洞察という意味であり、表面の見える現象の奥底に潜む変化に接近しようという筆者の分析姿勢を意味している。マーケットでは、価格はすでに多くの投資家が情報に反応した結果であり、それをどう美しく解説しても一文の足しにもならない。利益の源泉となるのは今の相場と未来の価格の差異である。だからアナリストは、真の価値と今の価格と

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今日は大事な東証市場再編の基準日

本日終値で流動性規模が決定、7月末までに会社に通知が インデックス運用に興味がない人は、今日が単に1年の半分が終わる日だと思っているだろうが、プロとして資産運用ビジネスに関係しているものにはとても大事な一日である。東証の再編成プランによる市場区分変更が実行に移される、移行基準日だからである。 移行基準日とは、早い話がプライム市場という名前の新「一部市場」銘柄の基準に合致しているか、それ

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中国共産党100周年、そろそろ年貢の納め時か

名ばかりの共産主義、実態は幹部エリートの独裁と権力闘争 昨日は中国共産党創立100周年記念日。素直に喜べる相手ではないが、中国という存在の歴史的恩恵、取引相手としての重要性はあまりにも大きく、とりあえず祝意を述べておきたい。記念式典には必ず『義勇軍行進曲』が演奏されるがこの曲は35年7月に鵠沼海岸での海水浴で溺死した聶耳(じょうじ・享年23歳)が3か月の日本滞在中に映画の主題歌として作曲した

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日本だけ乱高下の原因は海外投機筋、無視してよい

リスクパリティー戦略とハイリスク銘柄愛好組が時間差攻撃 FOMCの直前から海外投機筋の動きが活発となっており、日ごとのインデックス別あるいは銘柄群別の変動及びその格差が激しくなっている。筆者の目からはそこにきちんとした理屈は存在しておらず、複数のデイトレード系の投機筋が、相手方の裏をかくような動きを日替わりで行っているのが原因だと見ている。わざと相手の裏をかこうとしているので、真面目に考える

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なぜか金利が上がらない

2021/06/27 | 上級, 有料記事

2021年に入り、株式市場にはインフレ懸念がこびりついている。新型コロナウイルスの影響が薄れるにつれ、経済活動が正常化し、棚上げされた需要(ペントアップデマンド)が集中的に出てくる可能性があるからだ。しかし、日米ともに金利の上昇懸念がなぜか薄れている。市場のシグナルは読み取りにくい。 株価と企業業績との関係が直線上にないように、金利と物価動向との関係も直線上にはない。世界の投資家が最も注目し

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ミーム銘柄って何だ?

ネットを介して広がるしゃれた言葉やアイデアが語源 米国株式市場で、最近非常に存在感、重要性を増している一群がMeme(ミーム)と呼ばれる銘柄である。Wikipedia によれば、ミームとはインターネットを介して一風変わった面白いアイデアや表現が、模倣により急速に拡大する現象、もしくは模倣される行動や概念を指すらしい。単純に言えば、ネットで広がった流行語とか、若い子たちが指でハートマークを作っ

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