「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】GPIFの買い出動が遠からずありそう

日本株比率が基準より低くなり現金比率が大幅に増えている 先週、年金資金運用独法(GPIF)の昨年度実績が公表された。運用利回りは1.52%だったがパッとしなかった理由は主に日本株の低調による。年間のTOPIXは7.26%の下落。これに配当利回り2%強が入って年間では5.09%の赤字だった。低金利で円高だったとはいえ国内債1.43%、外債2.70%はまずまず。外国株は8.12%と好調だった。

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【上級者向き】警戒要因多いが日本株はしばらく上げ続ける公算大

水曜のパウエル議長証言に注目も、玉虫色の内容にほぼ決まり 7月末のFOMCでは利下げがほぼ確実というのが米国短期金利先物市場の見立てだが、これは相当に偏った見方の市場参加者の動向が強く反映されているため、推定では市場参加者平均の利下げ実施確率予想は6-7割というところだろう。金曜の雇用統計が市場の期待を裏切って?かなり強いものだったため、現時点で利下げを論理的に支援する材料は物価ぐらい。消費者物

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【上級者向き】対韓半導体素材をストップへ、それでも下げ続ける半導体市況

サムスン電子を狙い撃ち、徴用工問題と自衛隊機レーザー照射への報復措置 今回の半導体製造用化学製品の実質的対韓禁輸措置は、ついにやったかという思いである。韓国経済にとってこの効果は太平洋戦争前の米国の対日石油禁輸措置に匹敵する。なぜなら韓国の外貨獲得の大どころは、ざっくりいえばサムスン電子、現代自動車、外国人観光客が上位だが、半導体・液晶の市況下落、スマホ・自動車需要の頭打ち、THHAD配備に怒っ

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【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2019年7月号>

最近の話題 近年、日本の大企業の不祥事が増加しているように思われる。大手メーカーや銀行など、業種も多岐に亘っている。 住宅や不動産業界でも、東証一部の有名大企業の不祥事が発覚して、マスコミでも大きく報道されている。 これらの不祥事の背景には、各社それぞれ固有の問題があるかも知れないが、詰まるところ、企業活動が「顧客のためにあるのではなく、自社の利益を最優先した」ことにある。これは本末転倒であ

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【上級者向き】米中首脳会談、中国はほとんど譲歩していないんだけどね

サプライズの米朝会談だが実は仕込んであった出来レース 一連の大阪G20サミットはトランプ氏のワンマンショーのようだった。昨日の突然の米朝会談も、周到に準備された見世物だったらしい。実はかなり前から外交筋が根回しを進めており、韓国の文大統領とは大阪で会っているのでわざわざ訪韓する必要はなく、少しは協力しろよと尻を叩いて板門店の会場設営をさせたとのことである。 まして世界中が注目する米中貿易交

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【中・上級者向き】「外国株に目を向けよう」

「貯蓄から投資へ」の大スローガンが2001年に掲げられて、約20年。2014年には年金の目減り対策の「起爆剤」ともいえるNISAがはじまり、企業型確定拠出年金に加えて、2017年には個人型確定拠出年金(iDeCo)のリニューアルもおこなわれたが、投資への流れはなかなか定着しない。 多くの日本人にとってはいまもなお「資産形成=貯蓄」であり、そもそも資産形成と貯蓄の違いがわからないというのが実態

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【上級者向き】LIXIL瀬戸CEO復帰を歓迎も、立ちはだかる負の遺産

潮田・藤森時代の海外M&Aで巨額の含み損を抱える 25日は日産自動車、LIXILと今回の総会シーズンで最も注目される株主総会が行われた。日産については、大株主でもあるルノーが当初は西川社長らが提案した経営改革プランを受け入れず、投票権を棄権=賛成票不足で不成立となりかけたが、寸前で西川氏らがルノーを優遇した譲歩案を提示したことで総会提案通り可決した。感情的なこじれはあるものの、100年に

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