「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】6月末頃に中期サイクルの底を見に行くと想定

225先物主導のぶん投げ相場となる公算も いやな形で連休明けを迎えてしまった。自動車、総合商社、大手銀行といったTOPIX比重が高くPERの低い銘柄群が低迷したままで、ヘッジファンドによる強引な225先物買いによって年末安値以来の上昇が続いてきた。225で18.0%、TOPIXで16.0%の上昇率。しかし中期サイクルの上げ期間としては今週辺りまでが限界であり、これからは中期サイクルの底に向かって

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【中・上級者向き】「脆弱な日本の年金制度に個人はどう対処するか」

  世界各国で高齢化への対応が課題となっている。どの国も年金給付の適正化に苦慮し、 年金財政の維持に腐心している。 このような状況下で、各国の年金制度を総合的に評価づけする画期的な国際比較指標 「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数ランキング(MMGPI)」 が注目されてい る。(図 1) くわしくは後述するが、この MMGPI は各国の年金制度を「十分性(Ade

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【上級者向き】シリコンバレーが日本に圧勝した理由

サンフランシスコを訪問、優秀で自由な人材の圧倒的供給力 ある事情で家内が急にサンフランシスコ(SF)の企業に招かれ、筆者もおまけで随行することになった。偶然サポートを受けたガイド兼ドライバーが50歳前なのに大卒後海外滞在23年で、各種の情報に通暁している方だったので想像していた以上にツアー全体がタイムリーな現地調査的なものになった。筆者自身の調査データも加えご報告したい。 米国の中でも現在

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平成の30年、最下位は空運株

2019/04/23 | 有料記事

5月1日の新天皇の即位で年号が「令和」に変わる。平成の30年間が株式相場にとってどんな時代だったかを振り返ると、平成元年(1989年)末に日経平均株価が過去最高値を付けた後、歴史的な調整を余儀なくされ、復活も道半ばといわざるをえない。東証業種別株価指数(33業種)では精密機器が最も値上がりした一方、空運業が最悪のパフォーマンスを記録した。 日経平均の最高値は3万8915円87銭で、バブル崩壊

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【上級者向き】幻(まぼろし)のような相場

短期的・刹那的な投資行動ばかり目立つ 日経225の数字は上がっているが、ほとんどの投資家は不快な気分でここ3か月を過ごしているのではないか。それは最近の買いが通常の投資家があまり持たない銘柄に集中し、比較的投資価値の高い「まじめな」銘柄は大方が横ばいか値下がりしているからだ。投資主体別動向の解説で毎回述べているように、年初以来、外国人は現物売り・先物買いでほぼイーブン、個人は1.5兆円の売り越し

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【上級者向き】連休中に「お化け」が出る可能性が否定できない

薄商いの中で大手ヘッジファンドがやりたい放題 筆者は相当精密に各市場の動きやその理由をウォッチしているつもりだが、ここ3か月ほどたびたび書いているように、主要経済指標の動きと食い違った市場の動きが目に付くようになり、しかもそれがここ1か月ほどは一段とその程度がひどくなっていると感じる。 マーケットで動きがある場合、大半は報道事実を必死に分析して妥当価格の見直しが行われ、着地点と現在価格に差があ

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【上級者向き】分の悪いオッズ、不人気割安株だけ買ってよし

今後下落するリスクの高い銘柄ばかり上がっている 12日現在、日経225は12月安値を付けて以来の戻り高値を更新している。だがその内容は非常に偏っており、昨年末比で9.27%上昇に対して225寄与度上位10銘柄は15.7%、上げ幅1856円に対し1037円を占めている。かといって裁定取引や225型ETFが中心というわけではなく、ヘッジファンドが225インデックスの吊り上げを画策して動いている風に見

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