「 有料記事 」 一覧

日本が地盤沈下したのは皆があまりに経済音痴だから

妥協に次ぐ妥協、選挙対策に忙殺され骨太の政策などどこにもなし 金メダルラッシュは大いに結構だが、朝の経済番組で日米欧の中央銀行の政策がほとんど同じになっているがインフレ率に大きな格差があると紹介していた。金融政策がほぼ同じようになるのは馬鹿馬鹿しいぐらい当然のことだ。一人だけ別の行動を取ったらたちまち投資家の集中攻撃を浴びて、為替相場や債券市場に大きなひずみができて、あちこちに問題が生じ、た

続きを見る

ESG投資への根本的疑問

2021/08/01 | 上級, 有料記事

新型コロナウイルスの感染抑制を目的とした営業自粛要請に従わない飲食店に対し、銀行融資や酒類の仕入れを通じて締め付けようとした政府に、国民は厳しく反発した。では温暖化ガスの削減に背を向ける企業に対して、政府が資金調達コストが高まるような政策を講じるのは正しいのだろうか。判断を民間金融機関に委ねずに、政府がからめ手から企業の「行儀の悪さ」を罰するのは、違和感がある。 顧客への酒類の提供と感染症の

続きを見る

世界のREITに目を向けよう

コロナショックからの戻りが鈍かった各国の不動産投資信託(REIT)に、見直し機運が高まっている。時価総額は本年6月10日に2.2兆ドル(約240兆円)と過去最高を記録し、2020年末比の時価総額増加率を主要国別に見ると、米国が17%、英国が14%、日本が13%と株式の値上がりを大きく上回っている (Quick・ファクトセットに基づく2021年6月30日付け日経紙記事) 。 コロナ収束後のイン

続きを見る

日本株が出遅れているのは日本人が買わないから

米国では下がると自社株買いと個人投資家の買いが急増する 米国ではにわかに「景気ピークアウト懸念」と称してインフレ期待が大きく後退し、債券が大きく買われ、株価が急落するという現象が起こっている。今年に入ってからは日本株と米国債券利回りの連動性が非常に強まっており、米国債が買われれば長期金利は下がり、ドル円相場も下がるから、日本株は総売りとなる。 現象面だけ取り上げればそういうことであるが

続きを見る

ユニクロ、プライム落ち警戒の売り物に押される

東証の新市場適合通知後の決算発表もプライム適合との公表なし 「便りがないのはよい便り」という諺があるが、必ずしもこれは適正ではなく、受け取る側が勝手にそう思って気休めとしている場合も少なくない。不祥事、凶事に遭遇して連絡がままならないことも十分考えられるからだ。特に上場企業においては、投資家の重要関心事については一定の開示義務が課せられており、好悪双方について遅滞なく情報開示を行うことがマナ

続きを見る

やっぱり物価は上がっている、米のテーパリングは9月開始

強い経済指標が続くためテーパリングは待ったなしに テーパリングというのは、傾斜をつける、なだらかにするという意味である。中央銀行の金融政策においては、すでに金利を限界まで引き下げた後に行われる量的緩和を中止して、次の利上げまでの期間、正常レベルに対して過剰に膨張させたマネーを回収する行為である。量的緩和による実体経済の刺激効果は、間接的で、強力ではないが、それが大々的かつ長期に及ぶと株価や各

続きを見る

びびりまくった挙句に、緊急事態宣言下の五輪開催かよ

都議選に負けたもんだから菅首相がこちらで敗北宣言 今回の都議選は五輪開催に対する都民の意向を反映していると見るのが当然だ。自民党及び菅首相ら政権首脳は、自民党が50議席近く取るという前提で各種の準備を進めていたのは明らか。しかし歴史的大惨敗だったのだ。狸寝入りしていた小池さんの登場で状況は一変、死に馬だったはずの都民ファーストに蹴られて議席を奪われ、一番開催に否定的な共産党とそれにつるんだ立

続きを見る

PAGE TOP ↑