「 有料記事 」 一覧

【上級者向き】債券バブルはほぼ限界、日本株の下値余地乏しい

投機筋のリスクオフシナリオ継続、あおりを受けて円高・株安に 6月3日がTOPIX中期サイクルの底だったなら次の底は9月後半から11月に到来する可能性が高いはずだった。しかし8月6日までの急落でこの安値を下回ったためサイクル解釈の再検討が必要になっている。とりあえず3つの結論がありうる。 1.前のサイクルがまだ継続中で、現在底値形成中である。2.すでに新サイクルに入っているが非常に弱気で、1

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【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2019年8月号>

最近の話題 先般、厚生労働省の人口動態統計が発表された。日本の人口減少は加速が著しく、減少幅は約45万人となった。 今後、減少幅が一段と拡大していくことは確実で、2050年代には、毎年、約90万人ほど減ると推計されている。 人口減少と同時に、地域格差が顕著となってきている。人口の大都市集中が進行し、3大都市と札幌・仙台・広島・福岡の地方中枢都市への人口流入が、当分の間、続くことになるが、東京

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【上級者向き】米国債券市場に底入れパターン出現、本物か?

意外に健闘している企業業績、通期では今期増益予想に 本日で225採用銘柄のうち209社、時価総額比で92.4%が発表を終えた。残るのは損保各社とブリヂストンくらいであり、通期見通しが大きく動く可能性はまずないので、本日の集計データで今年度の1Qの概算結果と判断して問題はない。今四半期の発表済み純利益は8.05兆円で前年比3.1%増。恐らく最終は8.6兆円台で、前年比2.5%前後の増益になるだろう

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【上級者向き】トランプのカウンターパンチ

第4次対中関税引き上げは予想通りだがタイミングが絶妙にいやらしい 前回はパウエル議長のあかんべえというタイトルで書いたが、敵もさるものである。トランプ氏はすかさず中国からの輸入品のうち、まだ追加関税対象外だった3200億ドルについて10%の追加関税を9月1日から課すと公表した。これで米国経済にも悪影響が出るのは必至であるが、トランプ氏は自分が要望した0.5%利下げが実現しなかったことに腹を立てて

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【上級者向き】パウエル議長のあかんべえ

市場の圧力に屈して利下げしたが、追加利下げは否定 昨晩の米FOMCでは大方の予想通り0.25%の利下げが決定された。これは10年半ぶりの歴史的な出来事であるし、第一弾に続いて連続的利下げとなったことも多かったため、いくら冷静な人々が「今回はあくまで予防的利下げ」と言って聞かせても欲に駆られた市場の期待は盛り上がる一方だった。 しかし発表後のパウエル議長の記者会見では、足元の経済状況は概ね良

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【中・上級者向き】「老後資金2,000万円」を巡る政争の愚 ~年金の抜本改革を急げ

金融庁の審議会が「老後の生活を維持するには、30年間で平均2,000万円が不足する」と指摘し、その資産形成に当たって私的年金や個人投資の自助努力を後押しするための施策を建議した。 この報告書が物議をかもして麻生大臣の報告書受取り拒否に発展し、先月行われた参議院選挙の争点になるなど騒ぎが拡大した。 この力作のどこが問題なのか。そもそも、日本は老後の生活の面倒をすべて政府が看てくれる社会主

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【上級者向き】迷ったときには常識に帰れ

投機マネーが膨張して雑音が多過ぎ、耳をふさいでデータを見よ 一応、世間の常識として、市場で成立している価格は、株価でも為替でも債券でも商品でも、その時点における経済実勢を反映した、真正かつ神聖な評価であり、軽視したり無視するのはタブー(禁忌、やったらひどい目に遭うこと)とされている。相続税などの評価の際にも、被相続人(死んだ人)の死んだ日の株価で保有株の相続財産額が算定される。 しかし現実の市

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