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映画「タイタニック」と中国の不動産市場の沈没。反面わが国のインバウンド消費の浮上(第1133回)

この大作は私が日債銀投資顧問の専務時代(1997年)の作品。アカデミー賞作品賞監督賞など、11部門を獲得した。 部下の女性たちがねだるので、何と3回も観た記憶がある。 終盤の名セリフのシーンで、同じ女性(2回も連れて行ったのです!)が必ず泣く。 ジャック(レオナルド・ディカプリオ)がローズ(ケイト・ウィンスレット)に、冷たい海に浸かって凍えそうな局面でいう。 「君

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映画「大いなる西部」とウクライナ情勢の新展開。現在が何年かに一度の超買い場であることの証明。私の4万説。(第1132回)

ウイリアム・ワイラー監督が広大な土地とそこに生きる人々を描いた大作であり、同時に「対立」の物語でもある。1958年の作品。 東部からテキサスの牧場にやってきた男(グレゴリー・ペック)は牧童頭(チャールトン・ヘストン)から敵視される。牧場主(チャールス・ビックフォード)は隣の牧場主(バール・アイブス)は宿敵である。ペックは東部で知り合った牧場主の娘(キャロル・ベイカー)と結婚するため

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映画「太陽がいっぱい」とNY株式市場に予想外の悪材料。一方、日本株は上昇基調を維持。「夢」のある大材料も。(第1131回)

アラン・ドロンのデビュー作で、この作品で大スターになった。 貧しさゆえに超大金持ちのドラ息子にゴマをすり、みじめな毎日。ついに殺人を犯し、サインを真似て大金を手にし、ドラ息子の美人のフィアンセを手に入れる。 ところが、船のスクリューに絡まった針金の先に死体が見つかり、一転して主人公のトムはどん底に。 NY株式市場の下げが、いつ、どこで下げ止まるか、という質問が多い。

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基本の話by前田昌孝(第8回)

<金融教育を国家戦略に?> 新聞に新しい資本主義の実現に向け、金融庁が金融教育を国家戦略にするように提言するという話が出ていました(日本経済新聞8月30日付朝刊)。金融機関が手数料稼ぎのためにおかしな金融商品を売りつけることが多いから、注意喚起をするというのでしょうか。話の流れからみると、どうもそんなことではなさそうです。 日本証券業協会は1960年代から3年に一度、「証券投資に関す

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続映画「レッド・クリフ Ⅰ、Ⅱ」と中国のバブル破裂によるダメージの大きさ、対中依存のリスク。それにゴールデン・クロス(第1130回)

前回に引き続いて、中国経済の苦境を述べる。 チャート1に示した通り、つい12年前には2桁だった実質GDP伸び率は、2022年第2四半期でたった0.4%。恐らく現実はマイナス成長だったのだろう。 当然、失業率は高い。中国全体の都市の失率は5%台。しかし6月の16〜24歳の若年層の失業者は19.3%、5人に1人である。 経済成長の減速のひとつの理由は「清零」。つまりゼロコロ

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映画「レッド・クリフ Ⅰ、Ⅱ」と対露戦略で人為的に下げさせられた原油価格。同盟国としての日本に投げかけられた美味しいエサと重荷  (第1129回)

1900年前の「三国志」つまり魏・呉・蜀の物語は誰も知っている。権謀術数に満ち満ちたストーリーは誰も飽かせない。赤壁の戦いの前後の周瑜と孔明のやりとりなど、ワクワクする。 現在展開している各種商品の値動きにも、権謀術数というか国家戦略が見える。 WTI原油。6月当時のバレル120ドル台が、8月上旬からなんと80ドル台に下げた。 8月16日は86ドルだ。 表向きで言われてい

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映画「シャレード」と米国の金利見通しとNY株高。ただし中国の軍事演習の平和裏の完了の条件(第1127回)

私はスタンリー・ドーネン監督、ケイリー・グラント、オードリー・ヘプバーンのトリオの大傑作を思う。 いきなり、列車から放り出された男の死にがをがクローズアップされる。オードリーはその男の夫人。殺された男は、25万ドルの財産を持って逃亡しようとしてはたさなかった。 死んだ男の4人の同僚に加えて、ケイリーは謎の男として参加。意外な男が犯人なのと、なんと25万ドルが極めて高価な「切手

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