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映画「ジェミニマン」と助走開始したFRBのQE4の威力(第986回)
ある高名な映画評論家が「映画史の残るエポックメイキング的」と評したので、実は上映開始の時に観た。なるほど面白い作品で、一見に値する。かつてない映像体験ができる。 狙撃者ヘンリー(ウイル・スミス)は、走る列車内の標的を一撃で仕留める豪腕。ただ55歳になり、そろそろ引退を考え始めた折も折、刺客がヘンリーを襲う。 この刺客は何と23歳のヘンリーのクローンだった。要するにウィル・スミスの
映画「ジョーカー」と(恐らく)2020年のトランプ→ペンスの政変と株(第985回)
ウォール街の友人から、この映画を私がまだ観ていないと言ったら早く観て感想を聞かせて欲しいと言われた。どうせアメコミの世界、とバカにしていた私が間違っていた。まぎれもない傑作だった。たしかに日米とも大ヒットしているだけのことはある。 ダークヒーローもの、だけではない。米国社会の分断をテーマにしており、しかもその「分断」の発生を明確に描写しているところにある。 不況のゴッサムシティ(
売買手数料撤廃の条件を探る
SBI証券などを傘下に収めるSBIホールディングスの北尾吉孝・最高経営責任者(CEO)が10月30日の決算説明会で「3カ年計画で手数料の完全無料化をめざす」と発言し、オンライン証券の株式売買委託手数料の撤廃が待ったなしになってきた。1999年10月の手数料完全自由化から20年。果たして日本でも委託手数料撤廃の条件が整うか、さまざまな角度から検討してみた。 米国の複数のメディアは11月21日、オン