「 全ての記事 」 一覧

【上級者向き】目先の米株下げ余地が拡大、債券市場の異常高が原因

景気悪化の兆候ないのに債券市場に資金が集中。反動が恐ろしい 来年の景気について各方面から予測が出されているが、世界の経済成長率ということでは、今年推定の4%弱から0.2-3%ほど減速するということでコンセンサスが生まれているようだ。この想定には、そもそも中国の経済データが過大表示されているということも織り込んでいないようだし、筆者が繰り返している中国における金融パニックの可能性も想定していないよ

続きを見る

【初・中級者向き】ベートーヴェン「第九」と逆イールドとファーウエイ

楽団員のボーナス支給のためもあるのだろうが、ともかく日本中で200回演奏されると聞く。やはり年の暮れは「第九」で一年間をシメたいと思う人が多いんだろうなあ。  少し調べてみたら、F・シラーの「歓喜の歌」は元来、秘密結社のフリーメーソンでひそやかに歌われたもの。ベートーヴェンは感動し、9節108行の全部に作曲しようとしたが果たせず、32年もたってから「第九」の最終楽章に三分の一、36行を採用

続きを見る

【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2018年12月号>

最近の話題 日本は世界に冠たる長寿国で、百歳以上の高齢者数も年々増加している。 住宅・不動産市場でも近年、「高齢者」の存在感が一段と高まってきている。 相続に関わる取引だけでなく、自宅の買い替えやリフォーム、更に、子供達の住宅購入時における資金援助など、多岐に亘っている。特に、住宅・土地・賃貸 住宅やビル等の売り主の多くは60歳以上の高齢者であり、「高齢者が主役」と言っても決して過言ではな

続きを見る

【上級者向き】くすぶる中国懸念、それでも資金は利益を求めて動く

来年も投機資金の退潮続くが、株価は意外に底堅いだろう 現在、世界のマーケットの中で一番ホットなのは米国債券市場である。2年と5年の利回り逆転が景気後退の前兆ということで注目されているが、最もアクティブな10年国債は1か月前利回り3.25%まであったが直近2.88%まで下がっている。相場の動きは事実だが、理由付けはフェイクだと筆者は固く信じている。 巨額なポジションを投じるマクロ系のヘッジフ

続きを見る

【中・上級者向き】顧客本位の投信運用は実現するか 岡部 陽二

昨年3月、金融庁は投資信託における「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表し、金融事業者に採択するよう呼びかけた。 採択した証券会社・銀行などは2018年6月末時点で全国1426社にのぼる。 同庁はこの取り組みの「見える化」を促進すべく、KPI(Key Performance Indicator、成果指標)の公表も働きかけている。 成果指標とは成績表のようなものであり、この場合、金融庁が定め

続きを見る

【上級者向き】米中会談は執行猶予3か月の関税引き上げ判決、市場の反応は間違い

中国が対米貿易で小幅譲歩して即時増税を回避しただけ、米国の強硬姿勢は不変 注目のG20後の米中首脳会談は、大枠ではほぼ下馬評通りの結果と言えよう。米国は中国に非があると思っているから自分から譲歩するはずはないが、予定通り1月から関税税率を25%に上げてしまうと各国首脳が集まった機会に大・中国のトップに赤恥をかかせることになり、株価急落でクリスマス商戦に悪影響が及ぶから、中国から見返り条件提示の代

続きを見る

【初・中級者向き】映画「恐怖の報酬(オリジナル完全版)と米中首脳会談後の市場

 1953年のアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の傑作のリメイク。1977年にウィリアム・フリードキン監督が作ったが、興行的に失敗、日本では30分かっとして上映された。今回フリードキンが複雑な権利問題を片付け、2013年に4Kデジタルでリマスター化、連年各国の映画祭でプレミア上映されて評価は急上昇した。実は待望の上映、である。  フランス版ではイヴ・モンタンの主演。リメイクは、はじめスティー

続きを見る

PAGE TOP ↑