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【中・上級者向き】中国経済の最大リスクは米中貿易摩擦

景気は堅調推移も減速がみられる 5月15日に発表した中国2018年1-4月の経済指標では、経済成長はやや減速しながらも堅調に推移していることが確認された。鉱工業生産は前年同期比6.9%伸びており、設備稼働率は平均で76.5%(この指標は1-3月分)と前年同期より0.7ポイント高くなっている。 固定資産投資は同7.0%増と17年より0.2ポイント低下したが、地方政府の赤字と債務管理は強化されイン

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【上級者向き】トランプ氏が画策する戦国武将流の北朝鮮対策

毛利元就か徳川家康か、和睦したと見せかけて手の平を返す作戦 ポンペオ米国務長官が、北朝鮮に核の全面放棄を認めさせるためには現行の金一族支配体制の保証をする必要があるという認識を表明、これで一気に米朝首脳会談における合意に向けて大きく前進した。もちろんこの発言には裏がある。仮に今回の交渉で両国がこの件を共同声明に盛り込んだり、その後の平和条約に明記することになっても、米国が最後までその約束を守るこ

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【上級者向き】中期サイクルの仕上げ、予想外の上昇も

売り物少なく、好材料に強く反応しやすい地合い 4月13日から5月11日までに、TOPIXは3.8%上昇、ドル円は1.9%上昇。この間に米SP500は2.7%上昇している。米10年国債利回りは2.82%から2.97%に上昇。決算発表シーズンに当たっており、米国では緩やかな金融緩和からの正常化モードが継続、国内では消費意欲が盛り上がらないものの着実に賃金上昇が広がっており、資金の置き場を模索する空気

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【上級者向き】決算は平穏な推移、二者択一を迫られる金正恩

トヨタの場中発表と説明会強化策でコーポレートガバナンスが前進 昨日は225採用銘柄の発表が40社もあり、決算短信チェックと集計作業が大変だった。これで157社が発表済み、時価総額ベースでは70.3%に達し、残る大どころは本日のNTTと、サプライズがありそうもない金融と不動産大手ぐらいなので、ほぼ大勢は決したと見てよい。昨日終値で225銘柄の時価総額は377兆8371億円、これに対応する株主資本は

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【上級者向き】世紀のビッグディールが始まろうとしている

トランプノーベルの皮算用、一方で莫大な鉱物資源の争奪戦が 米有力紙では早くもトランプ氏ノーベル賞受賞のスピーチというフェイクニュースが報じられ、世間を賑わしているようだが、どうやらトランプ氏は今回の米朝会談を大きな政治的賭博のチャンスとして、大乗り気で取り組む方針のようだ。彼は政治のことは判っちゃいないが、ディール(交渉、駆け引き)の話ならば自分にかなう奴はいないと自負している。経済制裁に中国が

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【中・上級者向き】個人の外国株投資活発化を 岡部陽二

3月30日付の日経紙朝刊は「日本の投資マネーが外国の株式に向かっている。2017年度の買越額は11兆円となり、外国債券(6兆円)を初めて上回る見通しだ」としたうえで「投信経由、個人が買い」という中見出しを据え、個人の外国株買いに着目している(図1) 果たして、個人の投資マネーが投信経由にせよ、外国株買いに向かっているのであろうか。その現状と問題点を探ってみたい。 投信の外国株買いが

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【初~上級者向き】 幸田昌則の不動産耳より情報<2018年5月号>

最近の話題 先般、我が国の人口推移が発表されたが、減少傾向が続き、歯止めがかかっていないことがわかった。 日本政府としては、この問題について深刻な懸念を持っており、少子化担当大臣を置くなどの対応をしてきたが、その効果はなく、今後も期待できない。 日本経済の先行きを考えて、「移民」政策も視野に、人口増加を画策しているが、確証の持てるものではない。 人口減少問題は、住宅・不動産全体にも大きな影

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