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【初~中級者向き】 アメリカ利上げと、為替と米国債の今後

株式市場の値上がりが止まりません。また値上がり幅もこのところ拡大しています。12月に入り第1週、第2週と日経平均は1週間ごと500円水準を上げています。 10月以降休みなく値上っていますが、過熱感がない状態が続いています。しかし、ここにきて2週連続で信用取引の買いが増加しており、少し過熱感が出てきたように思います。それでも買いの主体は外国人であり、先週(5日~9日)も5,000億円以上の買い越し

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【上級者向き】 もはや2万円は通過点になったと考えるべき

大規模な資金シフトなしに早くも19250円到達 トランプ氏当選の報道以来、ほぼ5週間で日経225は瞬間安値から3300円、ドル円は16円以上の急騰となっている。これは通常であれば半年から1年かけて動く値幅であり、いかに今回の値動きが急速であったかを物語るのだが、注目すべきなのはその動きに「荒さ」「ボラティリティー」、すなわちドカンと一方に動いたりその半分以上反対方向に引き戻すといった、勢いに乗じ

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【上級者向き】 ソフトバンクの死角は環境激変に弱い財務

事業の目利きと縁結びは得意だが運営は他人任せの孫正義氏 一気呵成の1万9千円台回復の立役者は何と言ってもソフトバンク社長孫正義氏だろう。突然のトランプ次期米大統領との会談で5兆円投資プランと5万人雇用増をぶち上げ、完全にトランプ氏を取り込んでしまった。米国経済にプラスな話であるうえ、資金移動は円安要因になるから、ソフトバンクを旗頭(はたがしら)にして円安株高となった。 もちろん孫さんに綿密

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【上級者向き】 トランプバブル進行中、過熱まで売りは我慢

米金利が急反落するまで円安株高は続く 日経225は米大統領選開票日の11月9日16111円から1か月後の19042円まで一本調子に上げ、18.2%高となっている。TOPIXは1287.39から1526.97まで18.6%高、ドル円は101.19円から115円まで13.6%高。9日の夜間でドル円は115.4円、225のCFDは19200円まで続伸しており、上げは継続中である。 米国株価の動き

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【上級者向き】 まだ相場に過熱感はない

トランプバブルは事実だが、日本への反動安は考えにくい 本日の日経225は18765円で終値ベースでは本年最高値。思い起こせば今年は年初から6日連続安で、上海市場などは導入したばかりのサーキットブレーカーが連日作動されるなど、とんでもない大乱調のスタート。前年末の19000円台から2月12日には15000円割れまで叩き込まれた。それを思うと予想外のトランプ新大統領誕生で迎える年末が最高値圏で迎える

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【中・上級者向き】 投資の羅針盤
個人こそGPIFの投資運用方針に学べ

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の昨年度(2015年度)運用パフォーマンスが、「▲5.3兆円(収益率で▲3.9%)のマイナスに落ち込んだ」と発表されたのは今年5月のことだった。 GPIFは言わずと知れた運用資産132兆円(今年9月末時点)を擁する世界最大のわが国の公的年金基金である。 GPIFでは、アベノミクスの一環として2014年10月に決定された「国内外の株式の構成割合をその

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【上級者向き】 EBITDAって知ってますか

冴えない会社がM&Aで急騰する理由はここにある 土曜の日経朝刊にカルソニックカンセイのTOBが異例づくめだったというコラム記事があった。どちらかと言えば自動車部品各社の中でも規模の割に地味な印象だった同社が、下手をすると暴落に繋がりかねない、最大取引先兼筆頭株主である日産自動車による保有株全株売却というイベントから、一転して日本の株式でも史上例のないほどの高値でのTOBが決定するという、

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