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市場の歪みがひどい、買うのは割安銘柄だけに

異常な債券買い、英国のEU離脱懸念だけでは説明できず 筆者の目では現在のマーケットは正常なバリュエーションの序列に従っておらず、グチャグチャになっている。特にひどいのが債券市場で、10年国債利回りは米国1.68%、日本は-0.155%、ドイツが0.03%、英国50年債で2%という。常識的には長期債利回りは名目GDP成長率の近傍となり、年限が長いものほど流動性プレミアムが上乗せされて高くなるという

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雇用の次は米国消費者物価に注目

投機筋は依然ドル安債権高シナリオに固執中 日経では裁定買い残が大きく減ったことを報じているが、正しい報道とは思えない。月曜に東証報告分の裁定買い残株数が13億株強から12億株に減ったのは事実だか、これに対応する裁定解消売りは出ていなかったし、裁定解消が多くなれば当然大きく下がるはずのNT倍率も動いていなかった。 多分現実に起こったことは、東証会員権を持っている業者が抱えている裁定ポジション

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マイナス金利は「親の意見」と同じで後から効く

株式市場は2月に安値をつけた後、水準を1割程度上げています。しかし、この数カ月の動きは、月末に向け値を上げるが、その後値を下げるということを繰り返しています。 動きとすると、先高観がなく重い動きと言えます。 今のような状況が続くと株式市場は戻りの過程に入っているのかどうか分からなくなりますが、ここは素直に戻り歩調にあると見ます。おそらく欧米株式市場で急落がない限り東京市場はもう一度下値を見

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6月「株式セミナー」動画 ☆熊野英生氏(第一生命経済研究所 経済調査部・主席エコノミスト)「日本経済の展望~東京五輪までのわが国経済を見通して~」

6月7日に開催の「株式セミナー」での熊野英生氏の講義をノーカット動画でお届けします。 熊野英生氏(第一生命経済研究所 経済調査部・主席エコノミスト)「日本経済の展望~東京五輪までのわが国経済を見通して~」 

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6月「株式セミナー」動画 ☆木村喜由 理事「今後の為替動向と株価」

6月7日に開催の「株式セミナー」での木村喜由氏の講義をノーカット動画でお届けします。 日本個人投資家協会 理事 木村喜由「今後の為替動向と株価」

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米雇用統計の数字はびっくり、だが基調が弱いともいえない

雇用者数は低かったが失業率が急落、賃金上昇も続いている 前日に発表されたADP雇用報告、毎週の新規失業申請件数などから考えて、5月分の非農業雇用者数は15万人程度の増加が見込まれていたが、出てきた結果はわずか3.8万人、しかも前の2か月分が下方修正されており、文句なしにショッキングな悪い数字。しかしそれはこの部分に限って言えばのことだ。通信大手ベライゾンの大規模ストで3.5万人下振れしており、天

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意外と好調?企業の2017年3月期

遠吠え(ペンネーム) 3月期決算上場企業の決算発表が終了した。市場参加者の関心事は前期実績よりも今期の見通しだ。 円高が進んでいたこともあって、事前には「今期は全体として減益ではないか」との予想が多かったが、ふたを開けてみると経常利益が2.7%増、最終利益が14.0%増と意外な好調ぶりを示した。株価にもプラスに働きそうだ。 今期は6社に1社が最高益を計上見込み 日本経済新聞社の集計によ

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