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大谷翔平の二刀流と、人口減少でダメなはずの日本で株高が発生するワケ(第1075回)
日本人にとって最も嬉しいニュースは、エンゼルスの「オータニサン」 のホームランか勝利だ。メジャーリーグでホームラン首位,投手で五勝! 野球評論家の「二刀流はムリ」という説が否定された。嬉しい誤算という ほかない。 いま、株高を支援する材料が、二本立てになっていることは、もっと注 目されていい。 株高を支えるもっとも重要材料が企業収益であることは誰でも知って
ESG投資への根本的疑問
新型コロナウイルスの感染抑制を目的とした営業自粛要請に従わない飲食店に対し、銀行融資や酒類の仕入れを通じて締め付けようとした政府に、国民は厳しく反発した。では温暖化ガスの削減に背を向ける企業に対して、政府が資金調達コストが高まるような政策を講じるのは正しいのだろうか。判断を民間金融機関に委ねずに、政府がからめ手から企業の「行儀の悪さ」を罰するのは、違和感がある。 顧客への酒類の提供と感染症の
映画「北京の55日」と習近平の自国のハイテク企業叩きとチャイナショック (第1075回)
チャールトン・ヘストンとエヴァ・ガードナーそれに伊丹十三が出演した歴史 スペクタクル映画。1963年の作品だ。 1900年に清国内で起きた宗教団体義和団の外国人排除運動が高じて、 11カ国の居留民3000人が攻撃の対象になった。守る水兵、海兵隊は わずか500名。 本来なら中国側は、外国人を守るべきだが、清王朝は宣戦布告した。 狂気の沙汰というほかない。
世界のREITに目を向けよう
コロナショックからの戻りが鈍かった各国の不動産投資信託(REIT)に、見直し機運が高まっている。時価総額は本年6月10日に2.2兆ドル(約240兆円)と過去最高を記録し、2020年末比の時価総額増加率を主要国別に見ると、米国が17%、英国が14%、日本が13%と株式の値上がりを大きく上回っている (Quick・ファクトセットに基づく2021年6月30日付け日経紙記事) 。 コロナ収束後のイン