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映画「誇り高き男」とコロナ肺炎特効薬の発見と日本株二番底説の当否 (第1007回)
主演のロバート・ライアンは渋い二枚目だが、悪役も沢山演じ、とてもうまかった。もちろん正義のヒーローも演じた。この作品は黒澤明監督が選んだ100本の映画の中で、西部劇では「荒野の決闘」とこの「誇り高き男」の2本だけ選ばれたので、少々驚いた。「駅馬車」も「シェーン」も入っていない。選んだ理由として黒沢監督はライオネル・ニューマンの主題歌、ルシアン・バラードのカメラを挙げた(「夢は天才である
「個人の自助努力を政府が支える英国年金制度に学ぶ」投資の羅針盤 岡部 陽二
英国は21世紀に入って先進国最高の経済成長を続け、2018年には賃金上昇率が米国を抜いて先進国最高となった。今後も、もっとも経済成長が有望な国と考えられよう。 英国経済が強い原因として、本年1月号「英国経済はブレグジット完遂で再び成長軌道へ」では次の2つを指摘した。 ①根強い個人消費の伸びと大幅な最低賃金引上げをテコにした賃金上昇。 ②食料とエネルギーの自給政策を推し進め
映画「ベニスに死す」と我が国のコロナ不況対策の評価と、政府内のピークアウト予想 (第1006回)
ドイツのノーベル賞作家トーマス・マンが1912年発表した中編を、イタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティが1971年に映画化した。主演は英国人ダーク・ボガード。名作の評価が高く。ベンジャミン・ブリテンが1973年にオペラ化している。 映画のスタートにグスタフ・マーラーの交響曲第5番の第四楽章アダージェットをビスコンティは使った。マーラー人気が巻き起こったことでも有名な映画だ。 主人公は小説