「 ゼロから学ぶ投資 」 一覧
債券の利回りをもう少し簡単に計算してみましょう。
金融リテラシー講座 「金利計算、利回り計算のやり方」7回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 今回は債券の利回りをもっと簡単に計算する方法について説明します。 債券の利回りとは、「将来受取る利息、償還金を一定率で割引いた合計が投資元本と一致する、その割引率のこと」だと説明しました。債券の利回りとは、将来受取るキャッシュフローと現在の値段を一致させる割引率のことであり
子供のために、ジュニアNISAを開設する?
遠吠え(ペンネーム) 4月1日から少額投資非課税制度(NISA)の子ども版のジュニアNISAを通じて、株式や株式投資信託への投資ができるようになった。0歳から19歳までの未成年名義で口座を開設すれば、年間80万円までの投資の果実が非課税になる制度だ。 ただ、仕組みは相当複雑で使い勝手は良くない。証券会社でも「顧客の反応は鈍い」と話していたが、どうにかならないものだろうか。 そもそも使い勝
今のお金も利回りで増やせば・・・
金融リテラシー講座 「金利計算、利回り計算のやり方」6回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 前回の式2-④は投資後の受取りキャッシュフローを利回りで割り引いたものが債券単価になることを示したものですが、償還までの期間が長い債券ほど計算式が長くなります。7年債くらいならなんとかなりますが、20年債や30年債になると大変です。 式2-④は、利息部分と償還金部分に分けると次のように短くで
その投資の利回りは、いくら?
金融リテラシー講座「金利計算、利回り計算のやり方」5回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 第2回目に出題した4つの問題の中から、今回は第3問について考えてみましょう。 第3問はつぎのような問題でした。 第3問 利率1.5%、現時点で償還までの残存期間が7年の債券がある。 現在この債券が利回り(年複利)0.7%で取引されているとしたなら、取引値段は額面100円に対しいくらか
わずかな増配で株価が大きく上がるのはなぜか?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」4回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 前回は、第2回に出した金利問題の第1問について解説しました。 今回は、第2問について考えてみましょう。 第2問は次のような問題です。 A社の1株当り年間配当は20円であり、現在の株価は配当利回り4%に妥当する値段で取引されています。次期にA社は24円に増配するとして、2
なぜ金利が低いプランで借りた方が返済額が大きいのか?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」3回 フィナンシャル・アドバイス代表 井上 明生 前回やった消費者ローンの応用問題です。 ある人(仮にMさんとします)が消費者ローンで100万円借りる必要があるとします。消費者ローン会社Xに行くと、次の2種類の借り方がありました。 Aプラン 1年内返済プラン 金利15% Bプラン 1ヶ月内返済プラン 金利14.5%
「特別キャンペーン利率」はお得か?
金融リテラシー講座「投資のための金利計算」第2回 今回から具体的に金利の計算をやってみましょう。 皆さん、次の金利計算ができるでしょうか。 第1問 金利15%の消費者ローンで10万円借り、20日後に全額返済した場合、利息はいくらですか? 第2問 A社の1株当り年間配当は20円であり、現在の株価は配当利回り4%に妥当する値段で取引されていま