「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】 この円高は投機筋の仕掛けだろう

日銀のETF買い期待が空振り 本日のドル円は安値99.65円まであった。6月24日のスパイク型安値の99.00円にはまだ間があるが、パニック時に付けた安値と今回の安値は意味合いが違う。BREXITパニックの時はまさかの安値だったので、ドル買いの注文がカラカラで、連鎖反応的なロスカットでどこまでも下がってしまった。しかし今回は通常取引の時間にドル売り需要が寄せられたものなので、ある程度は実需の状況

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【上級者向き】 企業業績、本当にきついのは7-9月

業績下げ止まりをいうのはまだ早過ぎる まだ一部未発表があるが、主力銘柄の決算発表は先週末で終了している。4-6月の結果は日経や各社のアナリスト予想より若干よかったため、今後の業績への不安は後退しているが、為替相場の動きと対比すると、それほど楽観できる状況ではない。 というのは、3か月平均のドル円相場は、昨年4-6月が121.35円、今年が108.17円で10.86%の円高だったのに対し、昨

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【初・中級者向き】映画「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」と尖閣と米国

  2016・8・14 映画好きにはたまらなく面白いドキュメンタリー。主人公はフランズ・アフマンというオランダ人の銀行マン。8,90年代のハリウッドを資金面から支えを功労者で「プラトーン」「ランボー」「ターミネーター」など、アフマンが協力しなかったら陽の目を見なかった名作だ。 なぜ、さほど大きくない銀行の部長クラスの男が沢山の名作にかかわり、監督や製作者から感謝

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【上級者向き】 上値は為替相場次第、投機筋が乗ってくれば急騰も

ヘッジファンドの債券強気シナリオが崩れることが条件 投機筋の基本戦略が大きく変わったのは昨年6月の中国株クラッシュからである。政策主導で持ち上げてきた中国経済の先行き不安が台頭し、商品相場も大きく値下がりしたため、今後は成長率低下と業績悪化を念頭に入れ、基本的にハイリスク資産を減らし、ローリスク資産にシフトする運用方針が流行となった。 日本の場合、昨年6月上旬にドル円相場が125円台後半で

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【上級者向き】 だからバズーカ3だと言ったんだ

国債買い増しやマイナス金利にこだわる愚かなエコノミスト 7月の政策決定会合でエコノミストの多くは、日銀の金融緩和政策はすでに限界に来ており、追加緩和をやってもさほどの効果はないが、デフレ脱却の目標から遠ざかっている事実を前に何もしないでは、市場のネガティブな反応が確実であり、日銀としてもメンツが立たないだろうから、大幅な追加緩和措置を取るだろうと予想していた。 しかし追加緩和の対象に、国債

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【初・中級者向き】 米国利上げと米国株・日本株と為替、今後のマーケット見通し

前々週(7月25日~29日)、日米の中央銀行で金融政策を決める会議が開かれました。7月26日、27日に米FRBでFOMCが開かれ、28日、29日にわが日銀で政策決定会合です。 先に開かれたFOMCでは新たな金融政策は出されず現状維持となります。FOMCの結果についてはマーケットの予想通りであったのか、その後特段の動きは出ず、株式市場も為替市場も穏やかでした。ところが、29日お昼に発表された日銀の

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【初・中級者向き】映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」と新内閣

2016・8・7 先週から今週、忙しい合間によく観た。「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」「ある天文学者の恋文」「ダーク・プレイス」ほかに今回の「ダルトン・トランボ」を書くためにBSでトランボの半生を画いた記録映画も観た。 https://youtu.be/AZDcBLwb4BY 私もサラリーマン生活の永い人生の間に、いわれのない誹ぼうや自分の功績を他人がさらうというような理不尽な

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