「 マーケットEye 」 一覧

「ラ・マンチャの男」と心配な材料と私の心意気

  いま帝劇で上演されている「ラ・マンチャの男」は松本幸四郎さんが染五郎時代から1200回以上も上演している傑作ミュージカル。 16世紀末のスペインのセビリアの牢獄。教会侮辱の疑いでセルバンテスと従者が新入りの囚人になりかけ、周囲から「ドン・キホーテ」の貴重な原稿を火にかけようとする。牢名主に助けを求め、裁判で、それも即興劇の形で囚人全員が演じよう、ということに。 老人

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知っておきたい債券税制の改正点

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 2016年1月から債券・債券投信についての税制が大幅に改正され、証券一体課税がようやく実現する。預金利子は含まれないので、金融取引一体課税とは言えないものの、証券取引についての税制が一本化されるのは画期的である。 個人投資家にとっては、これまでは非課税であった債券の譲渡損益に課税されるなど不利な面もあるものの、債券の利子などを株式の売買損益などと合算し

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映画「史上最大の作戦」と底抜け株価の今後

  恐らく史上最もカネをかけた戦争映画で、エキストラの兵隊が15万7000人というから凄い。使用された地雷4万個。現実の闘いでは40万個だったというが、これほどのヒト・モノを投下したければノルマンディ上陸作戦のスケールが画にならなかったのだろう。 原題は「いちばん長い日」で、日本の方はこれのパクリ。独軍の名将ロンメル元帥の名セリフからだ。 「上陸作戦の勝敗は二十四時間で

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JAIIアカデミー
長期の日本株はまだまだ有望

去る9月10日、少人数のセミナー&懇親会である「JAIIアカデミー」が日本橋のイタリアンで開かれました。ジャイコミでもおなじみ、井上明生さんのお話は長期の視点ですので、少々時間が経ってしまいましたが、お届けします。銘柄情報も!? (直近の情勢) 外国為替市場は一時円高に触れたが、ドルは意外に強い。豪ドルなどはアベノミクスはじめる前の水準まで下がった。 実体経済はここのとこ

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映画「TED2」とアホな日本の機関投資家

  「TED」がセス・マクファーレンという才人(監督・脚本・製作)の大ヒットで、今回の「2」も面白い。レイトショーを観に行ったら周囲は若いカップルばかりでジイサンは私だけ。娘さんたちよ、ダマされるんじゃないゾ。男はワルいんだから。(私は80歳。安全ですゾ)。 ストーリーは縫いぐるみのテディベアが人間と同じようにしゃべり動く。下ネタ続出でコメディとしては英語がわからないと、7割

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ドル円相場が荒れないならいずれ株価は上がる

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 Vol1334(2015年9月24日) まさかのフォルクスワーゲンの排ガス虚偽申告でシルバーウィーク中の海外株価は下振れしたが、この件で自動車の利用が減るとは考えられず、単にフォルクスワーゲンの需要が他社に流れるだけだろう。台数的には日本の自動車メーカーの最大のライバルとなっていた同社の信頼が地に落ちたことは、棚ボタ的に需要を拾う立場にある日本車メ

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「マクベス」と利上げ見送り後の“二番底”形成材料は

先週は「ヴィンセントが教えてくれたこと」「黒衣の刺客」「天空の蜂」の三本。ただ書きたいテーマとの関係でシェイクスピアにした。 四代悲劇の中では私は「マクベス」が一番好き。魔女の予言に従って野心ある猛将が王位をうばうが、それは一時のもの。反乱に倒れる。 マクベスは苦戦を逆転勝利に持ち込んだ功績を買われ、魔女の予言通り広大な領地を与えられる。戦勝祝いでマクベスの城に、国王ダンカンが

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