「 マーケットEye 」 一覧

「しんがり 山一證券最後の12人」とやっと越したカベ

  今週は「ドローン・オブ・ウォー」を観るつもりだったが夜9時半上映で終了11時半。これじゃあ、ねぇ。ヤーメタ! そこに知人が「アエラ」で例の「しんがり」の女性版を何回にも分けて清武英利さんが書いてますよ」と。 WOWOWでのTVドラマ化も日曜ごとに観ている。来週最終回。   「しんがり」は実名で山一證券の自主廃業の真相を精細に描いたと評判にな

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ジム・クレイマーの長期投資必勝講座に学ぶ

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 米国の個人投資家なら誰もが知っている投資啓蒙家がジム・クレイマーである。 その著作の“Get Rich Carefully”の邦訳版が「ジム・クレイマーのローリスク株式必勝講座」(宝島社刊、1,900円)と題して本年初めに出版された。 509ベージに及ぶ大著ながら、元野村総研・井出正介氏の手による名訳で読みやすい。 長期投資でリッチにな

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映画「ワイルドパンチ」と中国ショックⅡとFRB

カゼを引いて、しかも三日間で36冊目の本をまるごと口述。さすがにくたびれたのでDVDで1969年の西部劇の傑作「ワイルドバンチ」を観た。 有名な殺戮シーンのほかに、男の寂しさが描かれていたのだが、私には心にしみた。20世紀早々でもうガンマンや集団強盗の時代ではない。首領パイクを演じるウィリアム・ホールデンが「もう拳銃の時代は終わった。でもこの商売を止めたら何をしたらいいか分からない。」と

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当面幅広いレンジで上下動、吹き値はひとまず売り
木村喜由のマーケットインサイト

前回号以降、株式市場は一時急落し、9月29日にTOPIXは1371.44、日経225は1万6901円まで下げる場面があったが、その後は続騰して10月10日(金)にそれぞれ1515.13、18438円で高値引けした。 TOPIXは安値から10日で10.5%の急反発である。 米国の利上げスタンスが決まらないので市場が右往左往 この間、ドル円相場は1㌦=120円を中心に上下50銭の非常に狭いレンジ

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「ラ・マンチャの男」と心配な材料と私の心意気

  いま帝劇で上演されている「ラ・マンチャの男」は松本幸四郎さんが染五郎時代から1200回以上も上演している傑作ミュージカル。 16世紀末のスペインのセビリアの牢獄。教会侮辱の疑いでセルバンテスと従者が新入りの囚人になりかけ、周囲から「ドン・キホーテ」の貴重な原稿を火にかけようとする。牢名主に助けを求め、裁判で、それも即興劇の形で囚人全員が演じよう、ということに。 老人

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知っておきたい債券税制の改正点

日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 2016年1月から債券・債券投信についての税制が大幅に改正され、証券一体課税がようやく実現する。預金利子は含まれないので、金融取引一体課税とは言えないものの、証券取引についての税制が一本化されるのは画期的である。 個人投資家にとっては、これまでは非課税であった債券の譲渡損益に課税されるなど不利な面もあるものの、債券の利子などを株式の売買損益などと合算し

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映画「史上最大の作戦」と底抜け株価の今後

  恐らく史上最もカネをかけた戦争映画で、エキストラの兵隊が15万7000人というから凄い。使用された地雷4万個。現実の闘いでは40万個だったというが、これほどのヒト・モノを投下したければノルマンディ上陸作戦のスケールが画にならなかったのだろう。 原題は「いちばん長い日」で、日本の方はこれのパクリ。独軍の名将ロンメル元帥の名セリフからだ。 「上陸作戦の勝敗は二十四時間で

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