「 マーケットEye 」 一覧
木村喜由のマーケットインサイト
2万円大台乗せも裁定残急増、いびつな上昇
反落警戒も割安銘柄はまだある
2015/04/11 | マーケットEye マーケットインサイト, 木村喜由
日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 <2015年4月号> 日経225は4月10日のSQ当日に一時2万円大台に乗せた。長い目で見ればこれは通過点に過ぎないという見方に賛成するが、相場のリズム、経験則に従えば、ここは最近上昇の目立った銘柄の目先天井を付けるタイミングと見るべきであり、大きく利の乗った銘柄は利益確定し、株価指標で割安感の強い銘柄にシフトすべき局面である。 下値不安は小
日本は「ROE最貧国」から脱出できるか?【下】
日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 これまでは、わが国では「自己資本比率が高く、借金が少ない企業が優良企業である」という考え方が、世間一般に広く浸透しており、経営の評価尺度としては「自己資本比率」や「経常利益」が重要視されてきた。 半面、資本が過剰になり資本効率が低下することのマイナス面が意識されることはほとんどなかったと言えよう。 この低ROEへの無関心は日本企業の文化とも言え、変え
「椿三十郎」とバイナリ―オプションの乱高下
今井澂・国際エコノミスト
2015/04/06 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は「マトリックス」のウォシャウスキーのつくった「ジュピター」を観たが、呆れ果てたトンデモ映画でコメントもできない。手持ちのDVD「椿三十郎」で久しぶりに三船=仲代のあの物凄い決闘シーンを見た。 私は黒沢明全集を持っているのでシナリオも。「これからの二人の決闘は、とても筆では書けない。長い恐ろしい間があって、勝負はギラッと刀がいっぺん光っただけできまる」。 一瞬で三十郎が室戸
日本は「ROE最貧国」から脱出できるか?【上】
日本個人投資家協会副理事長 岡部陽二 昨年6月に閣議決定された新成長戦略(「日本再興戦略」改訂2014)は、わが国の株式市場に大きなインパクトを与えた。 この新成長戦略では、「上場企業のガバナンス強化によるROEの向上」が「いの一番」に掲げられたからである。 この提言では「日本企業の稼ぐ力、すなわち中長期的な収益性・生産性を高め、その果実を広く国民に均霑(きんてん)させるには何が重要か。
日経225架空の高値更新
ヘッジファンドは下にも振る
需給良好、押し目を拾う勇気はあるか
木村喜由・JAIIアカデミーレポート
2015/04/01 | マーケットEye, 協会ニュース JAIIセミナーレポート, 木村喜由
(ジャイコミ編集部より)JAII(日本個人投資家協会)アカデミーは、JAIIセミナーよりも小規模かつディープな会員向け勉強会です。3月26日に開かれたJAIIアカデミーについて、配布資料を特別公開してお届けします。図8点を贅沢に掲載、銘柄情報もアリです。 原油価格急落後の市場展望 講師:日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 ◇ポイント ECBの量的緩和で流動性バブル再加速 米国の
「アナ雪」と乱高下する市場でうまく立ち回る妙手
今井澂・国際エコノミスト
2015/03/30 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週は「パリよ永遠に」を見たが、いかにも舞台劇で、しかもジイさん二人の会話中心。出来は良かったがかつてのオールスターでルネ・クレマン監督の「パリは燃えているか?」に比べるとやはり日光の手前(イマイチ)。たまたま家電量販店の前を通ったら、あの「レリゴー」をやっていたので。 「アナ雪」こと「アナと雪の女王」は松たか子歌唱もあって日本での興行収入の全世界シェアは20%と通常の7%を大きく上回った。
映画「007/ロシアより愛をこめて」と必勝投資作戦
今井澂・国際エコノミスト
2015/03/23 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
今週はディズニーの「イントゥ・ザ・ウッズ」を観たが何ともコメントしがたい迷作で、やめた。たまたまこの1ヶ月、衛星放送でショーン・コネリー主演のジェームス・ボンドものを連続して放送していたのでこれにした。封切の時の題は「007/危機一発」だったが、イアン・フレミングの原作の題通りにしたのだろう。これが一番好きだしよく出来ている。ご賛成いただけると思う。 秘密兵器ありカーチェイスあり、賭博あり、