「 マーケットEye 」 一覧

投資の羅針盤
スチュワードシップ・コードとコーポレート・ガバナンス・コードは投資を変えるのか

日本個人投資家協会 理事 岡部 陽二 政府は「日本再興戦略」の改定(いわゆる成長戦略)の金融分野における柱として、①上場企業に対しコーポレート・ガバナンス・コードの制定を求め、②機関投資家に対して東証が定めるスチュワードシップ・コードの順守を求めている。 政府主導のこのような動きが、「日本の稼ぐ力をとり戻す」成長戦略となり得るのか。上場企業や東証は表面的には協力の姿勢を示しているものの、本

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日本人が知らない中国投資の見極め方【1】
アリババの米国上場で注目
中国のインターネット企業

アナリスト 周 愛蓮 電子商取引(eコマース)で中国最大手のアリババ・グループ(阿里巴巴集団)が早ければ8月にも米国で株式公開する。アリババは米アマゾンなども超え、世界最大のeコマース企業に成長。アリババの新規公開で、改めて中国のインターネット企業の急成長に世界の注目が集まるだろう。 中国のネットユーザーは2013年時点で6億1758億人と世界最大規模。前年比で5358万人も増えたが、中国

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木村喜由のマーケットインサイト
2014年7月号
夏の急落不安あり、逃げ出す準備を

 日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 NYダウは1万7千ドル大台に乗せ、SP500も2000に肉薄するなど、米国市場が相変わらず堅調である。しかし、これは長期の強気相場終盤に特有の、いわば惰性で流入する資金が演出しているものであり、企業収益が順調といっても株高の資産効果によって景気や雇用が底上げされているだけなので、実体経済はそれほど頑強なわけではない。 米国株価については、長期のテクニ

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伊藤稔の目
相場を読み誤ったプロ投資家

日本個人投資家協会 副理事長   伊藤 稔 ニューヨーク株式相場は6月上旬、連日過去最高値を更新した。ヘッジ売りをしていた機関投資家は、買い戻しを迫られている。株式投資のプロを自認する彼らが、何を間違えたのか。 緊迫した国際情勢と金融政策転換の影響を過大評価し、景気の回復で企業業績が改善していることを過小評価したことが災いした。 世界経済は緩やかに回復している。機関車役は、リーマン・

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木村喜由のマーケットインサイト
2014年6月号
相場で儲ける地合いではない

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 平均株価は見通し難、個別株の厳選を 前回5月号では「5月は転換点になりやすいので、動いた方向に追随したい」と書いた。 その後TOPIX(東証株価指数)は若干下押ししたのち安値からちょうど100ポイント反発した後、高値もみ合いとなっている。 問題はこの先だが、米国株価が調整場面の助走期間を迎えたような動きになっているため、日本株が米国追随で上がる

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木村喜由のマーケットインサイト
2014年5月号
変化の起きやすい5月、動きに追随

日本個人投資家協会 理事 木村 喜由 膠着相場の転換点が迫りつつある 2月4日を起点とする日本株の中期サイクル(通常3~5か月)はそろそろ終点に近づいている。安値は5月後半から6月前半に迎える公算が強い。 すでに起点を下回ったので弱気サイクルであるのは明らかだが、4月安値を少し下回るか、為替や外国株の急落を伴って深押しするかはまだ見極めがつかない。 5月9日時点で日経225採用銘柄

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