「 マーケットEye 」 一覧

【初・中級者向き】映画「千と千尋の神隠し」と8月の嵐の後の投資作戦

(第976回) 2019・8・18 ご存知の通りの宮崎駿監督の傑作で日本歴代興行収入第1位。第75回アカデミー長編アニメ映画賞と、第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞を獲得している。 千尋という名の10歳の女の子が、父母と三人で引っ越し先の向かう途中に立ち寄ったトンネルから神々の世界に迷い込んでしまう。父母は神々の食物を食べてしまったために豚に変えられた。千尋も帰り道を失って消滅しそうになるが

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【上級者向き】株価の中期サイクルの再検討が必要に・その2

期間の長いサイクルの底が到来という可能性もある 筆者は経済や市況変動には、比較的明瞭で理由付けしやすい、長短さまざまなサイクルが存在し、それを的確に判別すれば大きな失敗なく経済運営や資産運用が出来るはずだと信 じてい る。 経済理論や倫理に反する状態はそう長く続かないと信じる。 その立場でいえば現在の債券利回りの低下は実体経済要因から生じ た ものではなく、巨大な規模に膨れ上がったグローバ

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【上級者向き】株価の中期サイクルの再検討が必要に

6月安値を割り込んだためシナリオが混沌状態 6月3日がTOPIX中期サイクルの底だったという前提で相場展望をしていたが、最近の下げでそれを割り込んできたため、サイクル解釈の再検討が必要になっている。とりあえず以下の3つの結論がありうる。1.前のサイクルがまだ継続中で、現在底値形成中である。底値を付けた後は新サイクルの上昇局面になるため、ほぼ例外なく鋭角的な上昇相場がしばらく続く。2.すでに新サイ

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【上級者向き】債券バブルはほぼ限界、日本株の下値余地乏しい

投機筋のリスクオフシナリオ継続、あおりを受けて円高・株安に 6月3日がTOPIX中期サイクルの底だったなら次の底は9月後半から11月に到来する可能性が高いはずだった。しかし8月6日までの急落でこの安値を下回ったためサイクル解釈の再検討が必要になっている。とりあえず3つの結論がありうる。 1.前のサイクルがまだ継続中で、現在底値形成中である。2.すでに新サイクルに入っているが非常に弱気で、1

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【初・中級者向き】映画「崖の上のポニョ」と債券バブルの崩壊

(第975回)2019・8・11 ご存じの宮崎駿氏の原作・脚本・監督の長編アニメの秀作。2008年公開当時、まだ幼かった孫娘が「ポーニョ ポーニョ さかなの子」とかわいい声で歌ったのが忘れられない。 魚の女の子のブリュンヒルデ(本名)は、海の女神の母と魔法使いの父に育てられている。或る日、家出して海岸にやってきたこの女の子は、ジャムの空き瓶に頭が挟まって抜けなくなったところを、保育園児の宗介に

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【上級者向き】米国債券市場に底入れパターン出現、本物か?

意外に健闘している企業業績、通期では今期増益予想に 本日で225採用銘柄のうち209社、時価総額比で92.4%が発表を終えた。残るのは損保各社とブリヂストンくらいであり、通期見通しが大きく動く可能性はまずないので、本日の集計データで今年度の1Qの概算結果と判断して問題はない。今四半期の発表済み純利益は8.05兆円で前年比3.1%増。恐らく最終は8.6兆円台で、前年比2.5%前後の増益になるだろう

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【上級者向き】トランプのカウンターパンチ

第4次対中関税引き上げは予想通りだがタイミングが絶妙にいやらしい 前回はパウエル議長のあかんべえというタイトルで書いたが、敵もさるものである。トランプ氏はすかさず中国からの輸入品のうち、まだ追加関税対象外だった3200億ドルについて10%の追加関税を9月1日から課すと公表した。これで米国経済にも悪影響が出るのは必至であるが、トランプ氏は自分が要望した0.5%利下げが実現しなかったことに腹を立てて

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