「 マーケットEye 」 一覧
映画「ジョーカー」と(恐らく)2020年のトランプ→ペンスの政変と株(第985回)
ウォール街の友人から、この映画を私がまだ観ていないと言ったら早く観て感想を聞かせて欲しいと言われた。どうせアメコミの世界、とバカにしていた私が間違っていた。まぎれもない傑作だった。たしかに日米とも大ヒットしているだけのことはある。 ダークヒーローもの、だけではない。米国社会の分断をテーマにしており、しかもその「分断」の発生を明確に描写しているところにある。 不況のゴッサムシティ(
映画「イエスタディ」と昨年10月の思い出と意外なリスク (第984回)
ビートルズの美しい曲がちりばめられた佳作。「スラムドッグ・アンド・ミリオネア」の名監督ダニー・ボイルの近作だけのことはある。脚本は「ノッティングヒルの恋人」のリチャード・カーティス。 アイデアがいい。主人公は売れないシンガーソングライターで、或る夜帰宅中に世界規模でのナゾの大停電。事故を起こしてしまい気が付くと病院のベッドの中。前歯を2本失っただけで済んだ。(ポール・マッカトニーのバイク
ミュージカル「ラ・マンチャの男」と日経平均の底値と反転とそれぞれの目標値(第983回)
このミュージカルは松本白鴎丈が染五郎、幸四郎時代から、私は5,6回観て いる。一回はアムステルダムの国立劇場で、ブロードウエイからの派遣スタッ フによる上演だった。 とにかくこの作品のテーマである「見果てぬ夢 (The Impossible Dream)」が素晴らしくいつでも元気をもらえ る。あとタイトル曲の「われこそドン・キホーテ」もいい。 曲だけではない。脚本も素晴らしい。ディル・ワ