「 マーケットEye 」 一覧

映画「オール・ザット・ジャズ」と市場が織り込み始めた意外な近未来

 BSで久しぶりに見たらなんと3回も!繰り返して観た理由は、圧倒的なダンスシーン、それにロイ・シャイダーの主役がなんとも凄かったからだ。もうひとつ、監督のボブ・フォッシーが自分の死期が近いのを悟った上の作品なので、自らの死をドラマ化した。84歳の私としては、これが身近に感じられたからだ。  舞台はブロードウエイ。ミュージカルを準備中の舞台監督ジョー・ギデオン(ロイ・シャイダー)は酒と女とヘ

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【上級者向き】中期サイクルの上昇局面入り、現在は24000円を目指す動き

米国債とTOPIXチャートにダイバージェンス発生 先日書いたサイクル分析の結論がほぼ固まった。3年サイクルの起点(=終点・ボトム)は16年2月、18年12月であり、次のボトムは21年末から1年間に到来する公算が強い。3年サイクルは通常2つの1年半サイクルか3つの1年サイクルで構成され、現行サイクルは後者で、最初のサイクルのボトムが8月9日だったとほぼ断定できる。 このサイクルは28週間で平

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【上級者向き】債券バブル資金の打ち返しで戻りを試す

バブルが大きいほどその反動も大きい 強烈な債券買いの波が訪れていた。米10年債利回りは9月3日までの40日間で2.08%から1.45%まで低下した(昨年10月5日には3.23%だった)。ドイツ債は-0.34%から-0.70%に低下した。この間、トランプ氏が対中関税の上乗せに動いた以外に経済環境に大きな変化はなかったが、債券・短期金融市場では米国で大幅利下げの思惑が高まった。 FRB首脳のス

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【上級者向き】韓国とは2-3年冷却期間を置くのが得策

現政権は頑迷な抗日主義者が仕切る、政権変わればまた親日路線に戻る 長谷川慶太郎の初の著作は78年の「韓国の経済」。近年の多作ぶりからは信じられないが50歳にしての書籍デビューであり、題材も意外だ。晩年に故人から伺ったところでは、阪大時代は熱心に日本軍が敗北した理由の分析の追究に一所懸命だったそうだ。よほどその敗因が愚かしいと感じたのか、共産党に入党、ほどなく同党の有力衆議院議員秘書となるがすぐに

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映画「SHADOW/影武者」と内閣改造の(十分あり得る)失敗

      (第980回)2019・9・8  チャン・イーモウ監督の待望の新作で、しかもあの「HERO」「LOVERES」のようなアクション武侠もの。前2作のような華やかで美しい画面作りを期待していたが、今回は水墨画風の白黒を中心としたこれまたセンスの良い作品に仕上がった。流石名監督と言われるだけのことはあった。  時は戦国時代の中国、小国沛

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【上級者向き】チャートは強い形になりかかっている

変則的だが例年弱い9月にいきなり強いパターンが出現 長谷川慶太郎氏が逝去された。34年前の今頃、私は大阪で開かれた氏の講演会に刺激されて証券アナリストの道に踏み出す決意をしたのだった。ご冥福をお祈りします。 英国の合意なきBREXITのリスクが遠のき、香港では逃亡犯条例の正式撤回が行われたことで、ショート筋の買戻しがドミノ倒し的に誘発されている模様で、最近先物売りが溜まっていた日本株が大き

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映画「ワンス・ア・タイム・イン・ハリウッド」と内閣改造後の積極財政への転換

レオナルド・ディカプリオとブラピ、クエンティン・タランティーノ監督の組み合わせ。しかも「10本限り」と宣言しているタランテイーの9本目。わき役にアル・パチーノやカート・ラッセル、ブルース・ダーンときたら映画ファンにはたまらない。  結論から言うと、残念ながら駄作に近い失敗作であった。終わりの方に近くなればなるほど手抜きになってゆく。  お話は良く出来ている。1969年。人気が衰えか

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