「 マーケットEye 」 一覧

【上級者向き】株価の中期サイクルの再検討が必要に

6月安値を割り込んだためシナリオが混沌状態 6月3日がTOPIX中期サイクルの底だったという前提で相場展望をしていたが、最近の下げでそれを割り込んできたため、サイクル解釈の再検討が必要になっている。とりあえず以下の3つの結論がありうる。1.前のサイクルがまだ継続中で、現在底値形成中である。底値を付けた後は新サイクルの上昇局面になるため、ほぼ例外なく鋭角的な上昇相場がしばらく続く。2.すでに新サイ

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【上級者向き】債券バブルはほぼ限界、日本株の下値余地乏しい

投機筋のリスクオフシナリオ継続、あおりを受けて円高・株安に 6月3日がTOPIX中期サイクルの底だったなら次の底は9月後半から11月に到来する可能性が高いはずだった。しかし8月6日までの急落でこの安値を下回ったためサイクル解釈の再検討が必要になっている。とりあえず3つの結論がありうる。 1.前のサイクルがまだ継続中で、現在底値形成中である。2.すでに新サイクルに入っているが非常に弱気で、1

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【初・中級者向き】映画「崖の上のポニョ」と債券バブルの崩壊

(第975回)2019・8・11 ご存じの宮崎駿氏の原作・脚本・監督の長編アニメの秀作。2008年公開当時、まだ幼かった孫娘が「ポーニョ ポーニョ さかなの子」とかわいい声で歌ったのが忘れられない。 魚の女の子のブリュンヒルデ(本名)は、海の女神の母と魔法使いの父に育てられている。或る日、家出して海岸にやってきたこの女の子は、ジャムの空き瓶に頭が挟まって抜けなくなったところを、保育園児の宗介に

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【上級者向き】米国債券市場に底入れパターン出現、本物か?

意外に健闘している企業業績、通期では今期増益予想に 本日で225採用銘柄のうち209社、時価総額比で92.4%が発表を終えた。残るのは損保各社とブリヂストンくらいであり、通期見通しが大きく動く可能性はまずないので、本日の集計データで今年度の1Qの概算結果と判断して問題はない。今四半期の発表済み純利益は8.05兆円で前年比3.1%増。恐らく最終は8.6兆円台で、前年比2.5%前後の増益になるだろう

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【上級者向き】トランプのカウンターパンチ

第4次対中関税引き上げは予想通りだがタイミングが絶妙にいやらしい 前回はパウエル議長のあかんべえというタイトルで書いたが、敵もさるものである。トランプ氏はすかさず中国からの輸入品のうち、まだ追加関税対象外だった3200億ドルについて10%の追加関税を9月1日から課すと公表した。これで米国経済にも悪影響が出るのは必至であるが、トランプ氏は自分が要望した0.5%利下げが実現しなかったことに腹を立てて

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【初・中級者向き】映画「工作 黒金星(ブラックヴィーナス)と呼ばれた男」と日韓関係の「次の手」

(第974回)2019・8・4 私としては珍しく韓国映画を観た。ご存知の通り、日韓関係に絡んで、「今後をどう見てますか?」という問い合わせが多いので、ひとつ、まとめてみるか、それに絡んで一本、見ておくか、くらいの気持ちで観た。ところが結構見ごたえのある力作だった。 時代は1992年。韓国軍将校だったパクは上司に命じられて工作員になる。事業家に成りすましして、北京で要人と接触、情報と引き換えに「

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【上級者向き】パウエル議長のあかんべえ

市場の圧力に屈して利下げしたが、追加利下げは否定 昨晩の米FOMCでは大方の予想通り0.25%の利下げが決定された。これは10年半ぶりの歴史的な出来事であるし、第一弾に続いて連続的利下げとなったことも多かったため、いくら冷静な人々が「今回はあくまで予防的利下げ」と言って聞かせても欲に駆られた市場の期待は盛り上がる一方だった。 しかし発表後のパウエル議長の記者会見では、足元の経済状況は概ね良

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