映画「史上最大の作戦」と不況対策によるトランプ人気回復、それに日経平均暴落時でも株高になった我が国の銘柄(第1005回)

 ご存知の戦争映画の代表作。当時の製作費43億円は普通の作品なら7,8本作れる巨費。エキストラの兵隊15万人、使用された地雷4万個、現実に使われた地雷40万個の十分の一。ノルマンディー上院作戦を描くには、これほどまでの物量投入が必要だったのだろう。  原題は「いちばん長い日」。これは独の名将ロンメル元帥の名セリフだ。  「上陸作戦の勝敗は24時間で決まる。わが軍にとっても連合軍にとっ

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木村喜由のマーケット通信Youtube版 vol.1

みなさん、こんにちは 今回はお試し特別版として、JAII副理事でテクニカルアナリストでもある木村喜由氏のマーケット通信を動画で無料配信します。 木村喜由のマーケット通信Youtube版 vol.1 高評価とチャンネル登録が増えれば定期投稿になるかもしれません。是非ご覧ください。 https://youtu.be/pYmlHMyqOEk

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最大の景気対策はアビガンの在庫を欧米に無料で提供することだ

巨額の景気対策を回避でき、世界景気の悪化を防止するのにも役立つ 筆者は大学のゼミで経営戦略を専攻した。土屋守章教授は訥弁(どもり)で華麗な議論を 展開する人ではなかったが、その分、苦心して少ない言葉に核心を突いた分析や視点を盛 り込む努力をしていたように思う。その真髄が「どんな問題でも、このポイントさえ攻略 すれば、連鎖反応的にその後の状況が根本的に変化する、戦略的焦点というものがあるは

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強気を唱えた専門家に厳罰を

2020/03/27 | 上級, 有料記事

 新型コロナウイルスによる感染症の拡大に歯止めがかからず、世界の金融市場が不安定になっている。しかし、個人投資家に資産運用方法を助言したり、個人マネーを預かって運用したりする専門家が、年初の相場見通しなどでこうした不測の事態を念頭に置かず、ただ強気を唱えていたとしたら、専門家の看板を下ろすべきではないか。個人投資家はこれ以上、不勉強な専門家の声を聞かないほうがいい。  株式投資の専門家と個人投資

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マンマミーア!!イタリアの医療崩壊で底が一段深まった

日米欧の追加金融緩和も吹き飛ばした大量の死者数 英語ならオーマイゴッド、ドイツ語ならマインゴット、仏語ならモンデュー、中国語ならアイヤー、韓国語ならアイゴー、大阪弁ならえらいこっちゃ。イタリアはリーマンショックによる住宅バブル処理が重く、ギリシャ危機の時に財政赤字が問題となり大幅な緊縮策を採る羽目になった。そこで最も大きく削減されたのが医療支出であり、病院のベッド数も千人当たり3.1でOEC

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映画「ナバロンの要塞」と主要国が総力を挙げて取り組むコロナ大不況(第1004回)

 冒険映画のランキングを付けたらナンバーワンの傑作。スリルと娯楽性が同居したアリステア・マクリーンの原作を、リー・J・トンプスン監督がグレゴリー・ペック始めオールスターで映画化した。  第二次大戦中の秘話。エーゲ海の島にドイツ軍の要塞があり、巨大な2門の大砲が設置されている。この破壊のため派遣される決死隊6人の物語だ。  この作戦の立案者の将軍が言う。 「戦争には奇跡がつきもの

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孫さんの大損

ソフトバンクグループ(SBG)、コロナショックで借金経営が裏目に出る ここ一か月の急落で大きく下げた代表銘柄を3つ挙げろと言われたら、米国のボーイング、テスラ、日本ではSBGを挙げる。共通するのは経済の順調な成長トレンドを前提に、多額の外部負債に依存した経営であること。 2000年以前の経営の教科書では、総資産に占める自己資本の比率を、自分の業界平均より少し高めに維持することで、財務の

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