映画「カツベン!」と、トランプ→ペンスの政変と株(第991回)
周防正行監督の5年ぶりの新作。100年前の「映画」、じゃなく「活動写真」。白黒の無声映画だが、ナマ演奏とともに活動弁士(カツベン)が声色を使い個性的な語りで人気を博した時代を描く。 映画好きにはこたえられない作品で、娯楽作品として最上級のランクに入る。とくに主役の俊太郎(成田凌)が巧い。子供の時から映画にあこがれていたが、いつの間にかニセ弁士として盗賊団の片棒を担がされていた。イヤ気がさ
明確な過熱シグナル出るまで日本株は堅調の公算
2019/12/14 | マーケットEye, 上級, 有料記事 マーケットインサイト, 木村喜由
金利低下と自社株買いが世界の株式市場を後押し 投機資金による意図的な株価つり上げの色彩が強いが、日経225は13日に2万4千円台に乗せてきた。一応この上げは英国総選挙でのEU離脱の中核である保守党が圧倒的勝利をおさめ、ようやくブレグジット騒ぎが無難な形で決着する見通しになったことや、米中貿易交渉が最初の段階で合意の見通しとなり、ひとまず15日からの第4次関税引き上げが取りやめとなったことが歓
映画「荒野の決闘」と来年のまだ注目されていない大変化の発生(第990回)
「私はクレメンタインという名前が大好きです」。ヘンリー・フォンダ演じ るワイヤット・アープのラストシーンでいうセリフだ。 この映画の原題は「マイ・ダーリング・クレメンタイン」。米国民謡の題で ある。女性に口説き文句は言えず、別れ際に名前が大好きというのが精いっぱ い。私も若いころ、気が弱くて同じような状態になったことがあり、このワイ ヤットとの性格には共感を覚えた。 お話はご存じの通り、アー