今日は大事な東証市場再編の基準日

本日終値で流動性規模が決定、7月末までに会社に通知が インデックス運用に興味がない人は、今日が単に1年の半分が終わる日だと思っているだろうが、プロとして資産運用ビジネスに関係しているものにはとても大事な一日である。東証の再編成プランによる市場区分変更が実行に移される、移行基準日だからである。 移行基準日とは、早い話がプライム市場という名前の新「一部市場」銘柄の基準に合致しているか、それ

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中国共産党100周年、そろそろ年貢の納め時か

名ばかりの共産主義、実態は幹部エリートの独裁と権力闘争 昨日は中国共産党創立100周年記念日。素直に喜べる相手ではないが、中国という存在の歴史的恩恵、取引相手としての重要性はあまりにも大きく、とりあえず祝意を述べておきたい。記念式典には必ず『義勇軍行進曲』が演奏されるがこの曲は35年7月に鵠沼海岸での海水浴で溺死した聶耳(じょうじ・享年23歳)が3か月の日本滞在中に映画の主題歌として作曲した

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ボーヴォワール「老い」と私を悩ませている七つの不安  (第1071回)

私は来月に86歳になる。おかげさまで、元気そのもの。世田谷区 から歯が20本以上あるので表彰された、また記憶力も衰えていない。 この大相場への強気も変わらない。 しかし永遠に上げ続けることはない。最近「終わりの始まり」を感じ させる動きが散見され始めた。 指を折ってみたら七つもあった。 山登りに例えると六合目くらいと思うが、年の後半のどこかで、何か 現実

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イノベーションを支援するために 未上場株式・私募投資信託(ヘッジファンド)への投資を促進しよう

日本人の金融資産残高がコロナ禍下で大幅に増加している。コロナ対策の財政支出増大と個人消費縮小が重なったことが要因であり、なかでも純資産1億円以上の富裕層の金融資産の増勢に弾みがついている。 この個人金融資産をベンチャー企業、ことにユニコーンと称される大型ベンチャーへの投資に振り向けることができたら、日本の未来への成長を力強く促進することができる。公共政策として重要視されるべきではないだろうか

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「川中島の戦い」と売り方買い方の先読み合戦と私の強気(第1070回)

川中島合戦は計五回行われているが、今回、最も有名な第四次合戦を取り上げた。 二万の武田勢に対し一万三千の上杉勢。信玄はキツツキ作戦をとる。六割に当たる一万二千を妻女山の上杉の陣営に派遣、山から下りてきた上杉勢を川中島の信玄本隊が挟み撃ちにする、という作戦だ。 前提条件は上杉勢がこの作戦に気が付かないことだった。 ところが武田勢の炊煙の多さから、上杉謙信は、襲撃を察知。 夜

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日本だけ乱高下の原因は海外投機筋、無視してよい

リスクパリティー戦略とハイリスク銘柄愛好組が時間差攻撃 FOMCの直前から海外投機筋の動きが活発となっており、日ごとのインデックス別あるいは銘柄群別の変動及びその格差が激しくなっている。筆者の目からはそこにきちんとした理屈は存在しておらず、複数のデイトレード系の投機筋が、相手方の裏をかくような動きを日替わりで行っているのが原因だと見ている。わざと相手の裏をかこうとしているので、真面目に考える

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なぜか金利が上がらない

2021/06/27 | 上級, 有料記事

2021年に入り、株式市場にはインフレ懸念がこびりついている。新型コロナウイルスの影響が薄れるにつれ、経済活動が正常化し、棚上げされた需要(ペントアップデマンド)が集中的に出てくる可能性があるからだ。しかし、日米ともに金利の上昇懸念がなぜか薄れている。市場のシグナルは読み取りにくい。 株価と企業業績との関係が直線上にないように、金利と物価動向との関係も直線上にはない。世界の投資家が最も注目し

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