日経平均2千円を超える大幅下落を起こした真犯人。 そして私が五月十三日の二万七千円台を底値と判断したワケ (第1064回)
文字通りのメイ・ストームだった。五月十日(月)の二万9518円から五月 十三日(木)の二万7488円まで、下げ幅は二千円を超えた。 市場で騒いだ下げ材料は、五月十二日発表の四月の米国の消費者物価。年率 4・2%。市場ではまつたく予想していなかったので、10年もの国債の金利 は一時、四月五日以来の1・7%台に乗せた。 しかし、後述する理由からNY市場は落ち着き、金利は
俄かに怪しくなった東京オリ・パラと株価。そして中国の台湾 進攻の時期と私の強気―「今井澂の相場ウラ読み」への質問から(1063回)
週一回のボイスメッセ―ジ今井澂の「相場ウラ読み」を始めて六年目にあたる。 会員の数はお陰様で急増した。 特に3,4月に4回行われたウエブナーで1万116人のリスナーがあった後、 無料の2週間トライアルを提供したのが効いている。 驚かされるのは、毎回多数の質問。すべてお答えしている。 5月7日(金)に集中した質問は二つ。 東京五輪開催の可否。 私の
誰も責任を取らない国
日本郵政は4月21日、傘下のオーストラリアの国際物流会社、トール・ホールディングスのうち、豪州国内などの物流部門を780万豪ドル(約7億円)で現地の投資ファンド「アレグロ」に売却すると発表した。日本郵政がトールを買収したのは2015年だったが、大失敗に終わり、敗戦処理が続いている。そのツケは郵便サービスの低下のかたちで国民にも回っている。誰も責任を取らないのは異常というほかない。 今回、日本郵政