映画「裏切りのサーカス」と、1月6日に米国で発生するバイデン無力化と、菅首相へのマスコミ叩きの背景。それにNYと日経の予測 (第1045回)

 最近亡くなったジョン・ル・カレの全盛期の傑作の映画化で、2011年の作品。私は小説も映画も傑作と思うが、村上春樹さんは「スクールボーイ閣下」を最高傑作と断じている。まあお好みだが。冷戦時代の英国情報部がソ連からの二重スパイが首脳部にいるのを摘発する話。  主役のゲイリー・オールドマンが演じたスマイリーは、アカデミー賞男性主演賞候補になった。ベニス国際映画祭で、大好評だった。

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来年の日本、真のテーマは自動車産業をどうするか

英国・EUの通商交渉は予想通り円満妥結 英国とEUが通商協定で合意し、市場が恐れていた「合意なき離脱」は回避された。筆者は欧州人の交渉マナーから考えて、互いに相手の非難をしながら期限ギリギリまで縺れにもつれさせ、急転直下で話を纏め、お手を拝借、はいシャンシャンとなるに決まっていると思っていた。ことが重大で深刻な影響を受ける人が大勢いる場合、この決着しかない。 ナ

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木星・土星の大接近が暗示するもの

大きな時代の変化が始まっている 昨日は冬至だったが、夕方のテレビニュースでは約400年ぶりという木星と土星の大接近を報じていた。惑星の位置が複雑化した現代の人間社会を左右するとは思わないが、太陽や月の位置が気分や判断に微妙に作用することは明らかであり、統計的な処理を経てアストロロジー(西洋占星術)という技法が発達してきた。これの原型が生まれたのはメソポタミアとされるが、やがて中国

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幸田昌則の不動産耳より情報<2021年1月号>

ここだけ読んでも役に立つ 今月のポイント 1.コロナ禍で、住宅の需要は一時的に高まったが、景気の悪化が足を引っ張る。 2.関西圏でも、より広い中古マンションを求める動きが強まっている。 3.テレワークを実施しているのは大手が多く、オフィス需要の減退を招いている。 最近の話題 2020年は、コロナで始まり、コロナで終わったが、第3波の感染拡大が続き、政府の「GOTOトラベ

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GoToトラベル休止決定前にやっておくべきことがあった

政府も医療機関もだらしなさすぎる 新型コロナに医療現場が必死で対応していると伝えられる。もちろん筆者もテレビなどで現場の「苦労」は十分理解しているつもりだ。しかし、医療先進国とされている日本が、外国に比べてこんなにも少ないコロナ患者で右往左往し、医療崩壊目前だと言われると、何かが間違ってんじゃねーの、やり方が下手くそなんじゃねーか、と思いたくなる。 コロナ鎮静に

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来年は春以降景気上向き・株価下向きとなる公算

中央銀行とマーケットの認識ギャップ拡大 今週は日米中央銀行の金融政策会合が重なった。筆者が強く感じたのは、FRBパウエル議長が足元の景気実勢を非常に弱く見ていることだ。一方、マーケットは極端に先行きの楽観が強まっている。時間が経過していくと、否応なしに両者のギャップは縮小することになる。マーケットはその過程を織り込むようにして動くのだが、強気相場の一巡後、投資家は、二段グリーン越

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ヒッチコック「北北西に進路をとれ」とジョージ・ソロスとトランプ落選をもたらしたドミニオン社との深い関係。それにこの相場の買い時 2020・12・20 (第1043回)

ご存じヒッチコックの名作中の名作。一生のうちに必ず1回は観ることをお勧めする。とくにサスペンスにユーモアを散りばめて、少しも先行きが読めない。名匠独特の話術に酔うのは、大きな楽しみだ。  NHKのBSで放送された「バルカン超特急」やドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」で有名な「知りすぎていた男」と同じ型。つまり「巻き込まれ型」で、何でもない普通の男が、ひょんなキッカケから大事件に巻き込まれ、大

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