ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」と 中国の台湾侵攻そして目先の相場見通し(第1067回)
「現代のモーツァルト」と称賛されているアンドリュー・ロイド・ウェーバーの出世作。私はNYと東京、それに映画でも観た。 「私はどう愛していいか分からない」の美しいメロディーは、ご存知の向きも多かろう。「ミュージカル」としたが、現実のこの作品はセリフがなく、音楽だけ。まあ「ロックオペラ」の方が近いだろう。 では、なんでこの作品をこのブログにとり上げたのか。 このロックオペラは、キリ
個人金融資産の山を投資へ向けて動かそう
日銀の発表によると、2020年末の日本の家計金融資産は史上最高の1,948兆円を到達し、2,000兆円に迫っている。前年比では54兆円の増加である(2.9%増)。時価変動の要因は+5兆円に留まっているので、コロナ禍の消費減によって49兆円も増えたということだ。 しかしながら残高の内訳を見ると、現金・預金の48兆円増に対して、証券(株式・債券・投信の合計)残高は302兆円(株式等;198兆円、
五輪開催へ雰囲気変わるか
米ダウ工業株30種平均が最高値近辺で推移しているのに、日経平均株価がもたついているのは、新型コロナウイルスのワクチン接種の遅れが一因だといわれている。東京五輪・パラリンピックの開催を中止した場合の日本経済への打撃を懸念する声もある。しかし、高齢者へのワクチン接種が始まったこともあり、開催中止論は早晩、フェードアウトするのではないか。日経平均の3万円回復もありうる。 ワクチンの大規模接種センタ
映画「ファーザー」と私の当面の投資シナリオ(第1066回)
私は1935年8月27日生まれだが、この映画の主演のアンソニー・ ホプキンスは1937年12月31日生まれ。まあ同期生だ。 認知症患者の自分自身の目で見た映画、しかもアカデミー賞の男性主 演賞の有力候補と聞いて観た。 評判通りの迫真の演技で、最後に「ママ、ママー!」と絶叫するシ ーンでは涙が出た。「私は誰だ」「腕時計がない」などのセリフでも。 幸い私は元気