「 今井澂のシネマノミクス 」 一覧
【初・中級者向き】映画「シン・ゴジラ」とリオ五輪閉会と株・円
2016/08/21 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・8・21 「ゴジラ」ものは1950年以来、10年に1回ぐらいでシリーズ化されてきた。次第に子供だましのつくりになり休止―が繰り返されてきている。今回の復活作は世評通りの傑作で、私は2回観た。庵野秀明総監督。 東京湾の羽田沖でアクアトンネル崩落が起き、官邸スタッフが事態の収拾にあたるが、実は途方もない危機の始まりで、次から次へとー。 主役は内閣
【初・中級者向き】映画「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」と尖閣と米国
2016/08/13 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・8・14 映画好きにはたまらなく面白いドキュメンタリー。主人公はフランズ・アフマンというオランダ人の銀行マン。8,90年代のハリウッドを資金面から支えを功労者で「プラトーン」「ランボー」「ターミネーター」など、アフマンが協力しなかったら陽の目を見なかった名作だ。 なぜ、さほど大きくない銀行の部長クラスの男が沢山の名作にかかわり、監督や製作者から感謝
【初・中級者向き】映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」と新内閣
2016/08/08 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・8・7 先週から今週、忙しい合間によく観た。「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」「ある天文学者の恋文」「ダーク・プレイス」ほかに今回の「ダルトン・トランボ」を書くためにBSでトランボの半生を画いた記録映画も観た。 https://youtu.be/AZDcBLwb4BY 私もサラリーマン生活の永い人生の間に、いわれのない誹ぼうや自分の功績を他人がさらうというような理不尽な
【初・中級者向き】 映画「グランド・イリュージョン見破られたトリック」とトランプと中国
2016/08/01 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・7・31 一昨年、世界的ヒットとなったマジック映画の続編。不正な儲けを権力者から盗み取り弱者たちに分配する。まあ義賊マジシャンの四人組「ホースメン」の物語だ。もちろん見せ場は奇想天外なマジック・ショー。まあお気軽に気晴らしするには格好の作品だ。 ある悪徳ソフトウエア会社の新製品発表会をホースメンがハイジャックして悪だくみを暴くはずが、逆に作戦を読
映画「ゴーストバスターズとHFが言うコワーい話
2016/07/25 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・7・24 ビル・マレーやダン・エイクロイドの出た旧作を27年ぶりにリメーク。今回は主役の「お化け退冶屋」を女性4人とし3Dにした。これに男性一人も脇にいて5人とゴーストとの戦いは迫力があって面白い。オバカ映画だが楽しい。難点は女性4人がブサイクなこと。これ、セクハラかしら。 ヘリ・マネ(ヘリコプターマネー)について予想通り大騒ぎになってきた。反対の財務省ポチ達は、歯止
野村萬斎「マクベス」と新アベノミクス相場開始
2016/07/17 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・7・18 狂言師野村萬斎が主演、演出してたった5人の俳優で「マクベス」を上演、NY、パリなどで成功。凱旋公演を観に行った。 パンフレットを読んだら演出意図が面白かった。幕開けに三人の魔女たちが言う「きれいは汚い、汚いはきれい」。このセリフは「正しいと正しくない」と言い換えることも可能だ。文明生活とゴミ、原発が生む廃棄物、正の財産と負の財産が実は同居
映画「日本で一番悪い奴ら」と日本の進路のプラン
2016/07/12 | マーケットEye 今井澂, 今井澂のシネマノミクス
2016・7・10 北海道警察で日本警察史上最悪の事件を起こした悪徳警官を描いた実話映画。ヒット作だし充分に面白い。主演の綾野剛もなかなか良く、案外女性の観客も多かった。 柔道で名を挙げた諸星は北海道警察に入り刑事となるが先輩の悪徳刑事から「点数をかせいでエラくなりたかったら、現場でS(スパイ)を作れ」とアドバイスされる。日本一の刑事になりたい一心で、ほとんど違法な捜査をしなが