「 今井澂 」 一覧
金利のある世界への移行が始まり、東京・NY株安の反面、金は新高値。この変化をどう見るか。
2025・3・23(第1265回) わが家にほとんど閉じ込められている私にとって、一番怖いのは、いつの間にか起きている社会の変化を見落とすことだ。 実は3月5日の日経新聞電子版のある記事。読んで、へええと思っていたら、旧知の日経新聞OBの前田昌孝さんが「日本経済が新しい時代に入りつつある表れかもしれない」と評価した。少々遅れたが紹介したい。 その記事とは、三菱UFJ銀行が、減少
ホワイトハウスの大ゲンカの影響とわが国経済の体質変化。それに株価の見通し
2025・3・9(第1263回) <NHKニュースより> 2月28日。あのTV中継には、世界中が驚いたに違いない。米国の正副大統領とウクライナのトップがどなり合ったのだから。 ウクライナ戦争は、影響力の大きい戦いである。 ジョージ・ソロス氏のレターによると、「世界を苦しめている米国の原因のトップは人工知能、第二は気候変動、そして第三はロシアのウクライナ侵攻」という
映画「007/ゴールドフィンガー」とトランプ政権がFRBの金を再評価する動きが判然とした!!
2025・2・23(第1260回) <アマゾンより> 現在米国の金融の世界で最も注目されている話題をお話しする。 「金価格の再評価」である。現実化は1年後とみられている(「ビジネス知識源プレミアム」による)。 大統領令でソブリン・ウェルス・ファンドを設立した。その時に「金再評価勘定(GRA:A GOLD REVALUATION ACCOUNT)」の会計を作っている
ロンドン・エコノミスト誌の新年のキーワード。トランプ=石破会談、そしてバカみたいに私が強気でいる理由
2025・2・16(第1259回) この雑誌は毎年、楽しみに読んでいるのだが、新年のキーワードが面白い。例えば―― 2024年は「Vote-a-rama!」選挙だらけの年。トランプ登場で米民主党政権は終わり、日本も少数与党、英国も労働党政権に交代、韓国はご存知の通り大混乱の最中だ。 では今年は―― 「Trump, technology, and uncertainty」(
ドヴォルザーク「新世界」とカネ、投資の世界が始まろうとしている。巨大な変革を予想する
2025・2・2(第1258回) <ウィキペディアより> バッハ好きの私の友人は(恐らく)反対だろうが、多くの音楽ファンはドヴォルザークが稀代のメロディ・メーカーであることは認めるだろう。第二楽章のイングリッシュ・ホルンの美しいメロディもさることながら、私は第一楽章で、米大陸横断の便に乗って(夜行便だった)月光と巨大な大地に思わずみとれたことを兜町で自慢し、ハナつまみになった
「世界秩序が変わるとき」再論と日本への大きなプレゼント
2025・1・26(第1257回) <アマゾンより> 「ひとことで言えば、日本は今、数十年に一度の大きなチャンスを迎えている」 絶対に、いい本ですから読んでください、と申し上げた。その後の展開は、ますます予測通りになっている。 マスコミは石破首相がトランプ大統領との会談が出来るかどうかで連日記事を書いている。私にいわせれば、石破内閣がブッとんでも問題ない。「日本」
映画「影武者」と資産運用大国としてのわが国の前途は明るいという私の確信
2024・1・19(第1256回) <アマゾンより> 名匠黒澤明監督作品としては、主役が勝新太郎(適役で、これが見たかった!)から仲代達矢に代わったので、イマイチの作品になった。 影武者が後継者である幼い孫と旗本に「山は動かぬぞ」と良く本物が言っていたと教えられた。勝頼が戦いに出たくて「ご決断を」と迫るのに対して、このセリフを言う。そう、私が言いたいのは日本の体質変化で